愛犬のトレーニング時間は?
愛犬に新しい行動を教えようと思ったら、まず初めに、ディストラクション(気が散るもの)が無い場所を選ぶことが重要なポイントになります。
気が散って集中できなくなれば、当然学習の速度や質が落ちるからです。
人間の子供でも、テレビを観ながら勉強ってNGですよね。
次に重要なのが、どれくらいやるか。
私もよく聞かれます。
一日どれくらいトレーニングはやるのですか?と。
新しいことを教えるのであれば、一度の練習で目標達成は到底望めないので、少しずつステップアップしながら教えていくことになります。
馴れないことにチャレンジするわけですから、練習時間は短めにします。
犬の集中が切れてしまうと学習が進まないからです。
では、短めとはどれくらいでしょう。
最近見習いに「おじぎ」を教えていますが、1回のセッションは5分以内です。
トリーツ(オヤツ)で言ったら、20粒ぐらいでしょうか。
トリーツは上手に出来たときのご褒美ですから、うまくいかなければ当然トリーツを与えられません。
20粒あげようと思ったら、30分くらいかかってしまうかもしれません。
それでは、犬は報酬をなかなか得られず、ストレスばかりがたまってしまいます。
ということで、3分~5分、あるいはトリーツ20粒ぐらいというのを目安にします。
1回のセッションが終わったら、少し休憩を取って、水を飲ませたり、トイレをさせたりしながらリラックスさせ、その後続きのセッションをやったり、違うことの練習をしたりします。
幸い我が家は二頭なので、交替制にすることで、やりすぎを防ぐことが出来ます。
上手に出来たからと、次々にステージをあげてしまうと、土台がきちんと出来ていないまま先に進むことになり、途中で犬が変なことを始めたり、飽きてしまい、その場からいなくなったりしてしまいます。
確実に各ステージをクリアしていくことが重要ですね。
※出来ていることのリマインドや強化練習は褒められることも多いので多少時間が長引いても大丈夫ですが、集中が切れないうちにやめることが大事です。
さて、今日は7か月のK君のプライベートレッスンがありました。
飼い主さんと一緒に歩くこと、呼ばれたら来ることなど、基礎となる部分を強化しつつ、今日はオスワリの持続練習をやってもらいました。
ハンドシグナルやボディシグナルが無くても座れるようになったK君ですが、じっとしていられるかと言ったら、まだまだです。
そこで、座った状態でじっとし続ける練習をしたところ、2セッション目から、自発的な姿勢維持時間が増えてきました。
最初は、早くオヤツをよこせと手を鼻でツンツンしたり吠えたりして要求していましたが、ちょっとゲームのルールがわかってきたようで、じっと座っていられるようになってきました。
3セッション目は飼主さんと一緒にやっていただきました。
目の前で愛犬の進歩が見られるのは嬉しいものですね。
少しずつ行動と言葉を教えていきます。
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