気が付けば反抗期
犬にも反抗期があるのを御存じでしょうか。
ただ、「反抗期」という名ばかりで、犬が本当に反抗しているわけではありません。
すべてはホルモンや成長過程のメンタルのなせるわざ。
例えば、周りが気になって飼い主へのフォーカスが落ちたり、経験値が上がり、どっちが得か考えてみるようになることで、何も考えずに飼主さんを追いかけていた頃とはちょっと違ってくるということです。
それを放置しておいたら反抗期は終わって、犬はまたダッシュで戻ってくるのでしょうか。
答えは否。
犬たちは日々いろいろなことを学習しているので、お願いされたことをやらなくてもいいと学習してしまえば、やらなくなっていきます。
なぜなら、やらなかったことによるデメリットが無いからです。
例えば、「ウチは強制トレーニングだから、やらなかったら叱ります」という家庭は別です。
叱られるというデメリットが付いてくるので、人を見て行動するようになったりするからです。
しかし、「正の強化(ポジティブトレーニング)」で犬たちに行動を教える場合、「叱る」=「罰」は使いません。
よって、間違っているときは、正しい答えに繋がるようにサポートするだけです。
※声を荒げるだけでも、犬には圧がかかるので、ある意味罰になります。
呼んでも来ない犬に「こらっ!」と怒って罰を与えることはありません。
来たくなる状況を作るだけです。
ということで、もし愛犬が呼んでも戻ってこなかったら、そのままにしないで、愛犬が戻って来たくなる状況を作ってあげましょう。
ディストラクションに勝てる魅力的なもので誘ってあげるのもひとつ。
傍まで行って、「オイデ」と促してあげるのもひとつ。
いろいろ工夫して、愛犬が「やっぱり戻った方がいいことある。」と思えるように、飼い主さんも頑張らないといけませんね。
さて、今日のプライベートレッスンは7か月のK君。
おうちの中で出来ることを、外でも出来るように頑張っています。
刺激の少ないおうちの中で呼んで来なかったら、刺激満載の外で戻ってくる可能性はかなり低くなります。
日々の練習が大切ですね。
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