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2023年4月27日 (木)

犬の観察眼を侮らない

犬たちはとても遊び好きです。
生まれて一ヵ月くらい経った子犬たちを見て下さい。
兄弟たちが、お互いを噛んだり、押したり、乗ったり、引っ張ったりと、コロコロよく遊びます。
中におもちゃを入れれば、かじったり、取り合ったりして勝手に遊びます。
言い換えると、退屈が苦手な犬たち。
一人でいても、必ずなにかしらやらかしているのが子犬です。
人間はそれを悪戯と言いますが、犬たちにとっては楽しいゲームそのもの。

人間にとってはおもちゃでもなんでもないものが、犬たちにとってはとても楽しいおもちゃになります。
ドッグベッドを破壊したり、トイレシーツをビリビリにしたり。
まさに犬たちにとっては楽しい遊び以外のなにものでもありません。

そして、それを見た人間が慌てた声を出したり、取り上げようとしたり、様々な反応を示すのを見て、犬たちはさらなる遊びを作り出すわけです。

つまり、「何かを噛んだり、咥えたりすると、人間が追いかけてかまってくれる。」ということです。

間もなく10か月になろうという大型犬のB君は、常にパワーがみなぎっている状態なので、一度ケージから出すと、なかなか捕まりません。
今日も飛び出したら、プラスチック製の小物を咥えて走り出しました。
ここで無理矢理取り上げようとしたり、捕まえようとすると、B君はますますパワーアップして、家の中を爆走するので、飼い主さんと一緒に知らん顔してダイニングテーブルでお話ししていると、B君は反応しない私たちをチラチラ横目でみながら小物をかじっていましたが、そのうち飽きてきて、自分からこちらに戻ってきました。
そこで、すかさず座ってもらって、沢山褒めてご褒美。
まだまだ一緒に遊べるレベルではありませんが、少しずつ人間との関わり方を学んでいってもらいます。

犬たちはとても賢いので、気が付くと術中にはまってしまうことにもなりかねません。

犬たちに振り回されるのではなく、一緒に遊べるようにうまくやりとりしていかれるといいですね。

午後はOさんのプライベートレッスン。
こちらもまだ若いのでパワー全開ですが、さすがに小型犬なので、何とでもなってしまう部分もあります。
でも、ちゃんと話が通じるようになるためには、日々の繰り返し練習は欠かせません。
今日はお家のなかで、リードが着いているときの歩き方をリマインド。

202304271

外でも出来るようになるためには、習慣にしていくことも大事ですね。

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