犬同士にまかせっきりにしない
仕事柄、クライアントさんがドッグランに愛犬(子犬)を連れて入るときは、よく中にいる犬たちの様子を確認し、子犬の負担にならないようにサポートしてあげてくださいとお伝えしています。
しいて言えば、呼び戻しができるようになってからともお伝えしていますが、いろいろな方のお話を聞くと、「とりあえず一緒にしてしまえば、犬同士なんとかなる。」というご意見が意外と少なくないようです。
確かに「犬は犬によって育てられる」とよく言われますが、実際犬同士の関係は複雑です。
子犬に寛大な犬もいれば、苦手な犬もいます。
また、加減を知らない犬もいます。
せめて初めての環境の中に犬を連れて行くときは、親代わりに周りを確認してあげることはやって欲しいと思います。
万が一、相性が合わない犬と遭遇したときは、ドッグランから出るか、呼び戻して、犬のストレスを軽減させましょう。
見習いは生来犬と挨拶をしたいタイプですので、ドッグランに入れば、自由に走り回りながら、他の犬の前にスライディングして下から挨拶をしようとしますが、時にはその俊足が気に入られなくて一方的に攻撃される場面があります。
そういう時は、さっさと見習いを呼んでドッグランから出るようにしています。
なぜなら、何度かしつこい犬に遭遇しているうちに、最近になって見習いが自己防衛的な行動を取り始めてきたからです。
出来れば、仕事柄アシスタント業務もお願いしなくてはいけないので、自己主張する状況は避けたいと思っています。
もちろん、自己主張が出る前に、ストレスサインを見逃さないことが重要なポイントになってきます。
犬同士学ぶことは沢山あるでしょうが、それは良き先輩と出会ったときでしょう。
多頭飼いを始めるときも同様で、先住犬との相性はとても重要なポイントです。
相手が子犬であれば、多少疎まれても、時間をかければなんとかうまくやっていかれるようになることの方が多いようです。
我が家の犬たちも、子犬が来るたびに、多少の教育的指導があったりしましたが、最終的には先住犬が新入りを受け入れています。
しかし、それも場合によってはこちらが介入しています。
しつこく先住犬に向かって行くようなときは、クレートで隔離する時間を設けたりして、ストレスにならないように配慮しています。
優しい先住犬に甘えていた現アシスタント
現見習いが我が家に来てから3か月後にようやく相手をしてやるようになった現アシスタント
いずれにしても、家庭犬の場合は、飼い主との関係性が重要になってくるので、多頭飼いの場合であっても、犬同士で解決させるのではなく、人間が介入する必要もあります。
犬同士にまかせっきりにしていると、どちらかがストレス過多になってしまうこともあるので、それぞれの性格や年齢を考えて、対応してあげたいですね。
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