犬は本当に反抗するの?
犬にも思春期や反抗期と言われる時期があります。
まさか。と思われるかもしれませんが、子犬が大人になる過程で、ホルモンのバランスが変化すると、犬にも自制できない時期がやってくると言われています。
だからと言って、心から反抗しようと思っているわけではありません。
では、どういうことが起こるのでしょうか。
子犬の頃は飼主さんが世界のすべてでしたが、お散歩に出られるようになり、世界が広がり、好奇心や警戒心が複雑にからみあってくると、飼い主さんの声が耳に届きにくくなって、いわゆる「言うことをきかない」反抗期と言われてしまうわけです。
では、この反抗期をどう乗り切ればいいのでしょうか。
例えば、飼い主が何かお願いした時、本当に聴いていない時もあります。
ですから、一回で伝えようと思ったら、愛犬の集中がこちらに向いているときに声をかけてあげることが重要なポイントです。
そうでない場合は、一回でやらなくても気にせず、もう一回言ってあげましょう。
続けて何度も連呼する必要はありません。
二回目を言っても、犬がこちらを見て考えているようであれば、犬が行動に出るまで待ってみましょう。
(もし、犬がまだ行動を理解できていない場合は、再度きちんと教えてあげなければいけません)
犬が悩んでいる場合もあります。
犬はある意味選択肢を持っているわけですが、最終的にはお願いしたことはやってもらわないと、犬はやらなくてもいいと学習していきます。
「やれ。」と強制するのではなく、「やってもいいよ。」という気持ちにさせてあげるためには、小さいころからの基本のトレーニングが不可欠です。
小さいころから、愛犬とのコミュニケーションがちゃんと取れていれば、かつまた、日々のコミュニケーションを繰り返していけば、選択肢の中に、飼い主さんのお願いをきいてもいいよという気持ちがはいってきます。
要は習慣にすること。
今日は生後6か月のK君のプライベートレッスンがありました。
トレーニングの合間の休憩時間にハウスに入って頂くことにしたら、K君一度ハウスの前まで来て立ち止まりました。
飼い主さんの再度促されるとK君はちゃんと自分からハウスに入って、しばらく休憩していてくれました。
ハウストレーニングがちゃんと出来ているので、中でも静かにしていられるK君。
ハウスが嫌な場所ではないとわかっていても、隔離されるということは理解しているので、いったんは躊躇したK君。
しかし、K君はハウスに入ることが習慣になっていて、入ればオヤツがもらえることもわかっています。
そこで、飼い主さんに促されて自分からハウスに入ったというわけです。
日々習慣になっていなければ反射的に体が動くこともありません。
繰り返しの練習で、多少の思春期(反抗期)も乗り越えやすくなるはずです。
今日はじっと座っている時間を伸ばす練習。
繰り返しの練習が大事ですね。
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