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2023年3月14日 (火)

トリックだけではドッグダンスは踊れない

今日はドッグダンスのグループレッスンがありました。

ドッグダンスは曲に合わせて、ハンドラーと犬が醸し出すオリジナルルーティン(演技)のことを言います。

社交ダンスのような一体感や、ミュージカルのようなストーリー仕立ての構成など、犬にとって危険でない動きであれば、なんでも取り入れることが出来ます。

動きの中には様々なトリックも含まれます。
単純なオスワリやお手・お代わりから、前足をクロスしながら歩く歩様や遠隔サイドステップまで、バリエーションはペアの数だけあると言ってもいいでしょう。

トリックを教えるのは犬も人も楽しいので、どんどん教えていくことができますが、実はトリックだけではダンスは踊れません。
トリックとトリックを結びつけるためには、流れを切らさないことが重要なポイントです。

流れを切らさないとはどういうことでしょう。

簡単に言うと、犬が一つのトリックを終えて、次のトリックに移るまでの間の動きをどう繋げるかです。
ハンドラーの右側でスピンをしたとして、次にハンドラーの目の前でお手お代わりのトリックをやってもらおうとしたとき、右側でスピンした犬にハンドラーの正面に来てもらうためには、ハンドラーの右側の脚側やフロント(正面)ポジションを教えておかなければなりません。

教えてなければ、犬がトリックを一つするたびに、ハンドラーが犬に合わせて動かなくてはならなくなるからです。
しかし、ドッグダンスの基本はその名の通り、犬が踊るもの。
犬が主体で動かなければ、ハンドラーの方が目立ってしまいます。

そのためには、ヒールポジションをきちんと教えておいてあげることも不可欠ですね。

今日はLさんが遠隔作業の練習。
ターゲットを置くことで、行くべき場所をわかりやすくしています。

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