目的によってトリーツの見せ方を変える
トリーツ(ご褒美)を報酬に使うポジティブトレーニングではオヤツやフードなどの食べ物を使いますが、ただ口に放り込めばいいというものではないということを以前にも書いたような気がします。
報酬にする前にルアー(誘導)として行動を引き出すことにも使える食べ物をどう犬に見せ、犬に追わせるかも目的によって異なってきます。
一見同じように見えても、実は全く違うことを意図していることもあるので、食べ物の使い方には注意が必要ですね。
さて、今日はパピーさんのプライベートレッスンがありました。
そろそろハーネスやリードにも馴れてもらおうと思っていたところ、すでにオーナー様は用意されていたので、今日はその辺りも含めたレッスンとなりました。
両前足を入れるタイプは、犬の足を掴んでハーネスに入れなければいけません。
子犬の場合、とにかくよく動いてしまうので、頭を入れるタイプのハーネスと比べるとなかなか装着が難しいものです。
お手お代わりを教えるにはまだまだ時間がかかりそうなので、とりあえず、気にしないで装着できるようにするために、オヤツを床に撒いて、食べることに集中している間に、ササっと装着してみました。
そのあと再びオヤツに気持ちがいっている間にリードも装着。
リードを着けると、ついついリードで犬をコントロールしたくなりますが、今はリードが着いていることを気にしないでいてもらうことが第一目的。
ということで、リードは緩めに持って、オヤツを片手に犬を呼んだり、トリーツをルアーにしながら一緒に歩いて、「リードが着いていると楽しいことが始まる」ぐらいの勢いでオヤツをあげたところ、リードを気にすることなく、上手に付いてきてくれました。
子犬の目の前でリードをブラブラさせないことも大事なポイントです。
日々の練習で、お散歩が待ち遠しくなるといいですね。
蛇足ですが、ここは同じ月齢の子が2頭いるので、1頭ずつ練習します。
もちろん、待っている子にもご褒美が出ます。
なぜなら、待つことも楽しいことにしてもらうためです。
その分ハンドラーは大忙し。
でも、手抜きをしないことがゴールへの早道ですね。
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