場数は大事
様々なドッグスポーツで競技を目指す場合、当然必要なスキルを犬に教えなければいけません。
オビディエンスであれば、基礎となる動き(作業)を丁寧に教えていきますし、アジリティであれば、それぞれの障害をクリアするための体の使い方を教えなければいけませんし、ドッグダンスであれば、ヒールポジションや様々なトリックを教えてあげないとルーティン(演目)が成立しません。
では、そういったスキルを犬に伝えてあれば犬は確実に本領を発揮できるのかと言えば、答えは「否」。
犬はロボットではないので、当日の健康状態、精神状態、様々な要因が影響しあって、いつも通りに出来るかできないかは蓋を開けてみないとわからないのが現実です。
しかし、それ以外にも、「環境」が大きく関わってきます。
つまり、競技会場の雰囲気です。
初めての場所であれば、当然その場所に馴らすための時間を取らなければいけませんし、馴れた場所であっても、競技と練習では状況が違います。
恐らくハンドラーの精神状態も影響するでしょう。
そういった多くの要因を考慮したうえで、本競技に臨むわけですが、できるだけいつも通りにやるためには、本競技に近い状態での練習も欠かせません。
いわば場数です。
私も普段はほぼ一人練習が多いのですが、一人練習だけで、本番でいつも通りに出来るかと言われればやはり難しいです。
ジャッジ役やスチュワード役、競技リンクの外を歩く犬や人がいる中での練習も当然必要になります。
各パーツのスキルをあげる練習は不可欠ですが、様々な場所での、本番に近い練習もやっていかれると、犬にとってのストレスも軽減されるでしょう。
さて、今日はMくんの基礎オビディエンスのレッスンがありました。
前回の試験で、同じリンク内で作業していた犬の動きが気になっていたそうです。
ということで、今日はアシスタントにディストラクションに入ってもらいました。
他の犬が視野に入っていても、冷静に作業する練習です。
週末ワンダフルステップさん主催のドッグダンスイベントで、トリーツを持っても構わないファンクラスに参加した見習い。
見習いはこの会場での作業はすでに数回経験しているので、会場内の雰囲気に大きく影響されることなく、短いルーティンを踊ることが出来ました。
場数は経験値をあげる上にも重要ですね。
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