犬に無駄な期待をさせるとストレスになるかも。
「愛犬を家の中でフリーにさせて暮らしたい。」と思っている方は沢山いらっしゃいます。
フリーの生活は夢ではありませんし、我が家の犬たちもフリー生活です。
しかし、子犬の頃は安全確保とトイレを教えてあげるために、ある程度制限をかけることで、人も犬もストレスを軽減できます。
子犬は人間の赤ちゃんと同じで、動きは速いですが、本能だけで動いているため、なんでも口にするし、トイレをしたくなればその場でしゃがんでしまうからです。
おうちのルールがわかり、悪戯が無くなってくれば、家の中で自由にさせてあげることは全く問題有りませんし、一緒にベッドで寝ることも可能でしょう。
まだよくわからないうちから自由な時間を沢山与えてしまうと、犬は自由でいられるので、常に飼い主にまとわりついたり、遊べと要求してきて、無駄な期待を抱かせてしまうことになり、人も犬も落ち着きません。
やはり、小さいうちはケージやサークル、ハウスやクレートを活用することで、物理的な隔離状態を経験してもらうことも大事なステップと言えるでしょう。
いつも一緒にいることが当たり前になってしまえば、当然お留守番はとてもハードルが高くなってしまい、分離不安を引き起こしかねません。
お互いの距離感がちゃんと理解できるようになる(心身ともにある程度成長する)までは、一緒にいるときと一人で静かにしている時間をきちんと作ってあげるサポートが必要ですね。
昨日お伺いしたパピーレッスンのOさん、まだまだ悪戯が酷かった時は、一緒に遊ぶときは遊ぶことに専念して、ケージから出し、終わったら最初は多少文句を言われてもケージで休憩するというルールを決めていらしたら、ちゃんとケージで待っていることに馴れてきたのですが、悪戯が減ったことで、かまってあげられる余裕がなくても、ケージの外でフリーにしている時間を増やしたら、かまってほしくて後ろを付いてまわるようになり、かまってもらえないと吠えて要求するようになったり、ケージに入れると自由にして欲しいと吠える頻度があがったそうです。
一緒にいるときはいつもかまってもらえると勘違いしてしまったOさん。
まだまだお子様のOさんにとっては、飼い主さんと一緒にいればかまってもらいたくて、要求がアップしていきます。
飼い主に依存しすぎないようにするためにも、一人でいることは嫌なことではないという習慣づけをしてあげることも大事ですね。
成長と共に、オンとオフが理解できるようになってくれば、フリーでいることが特別なことにはならなくなります。
かまってもらえなければ、自分のスペース(ハウスやドッグベッドなど)で静かに休めるようになるでしょう。
焦らずゆっくり子犬育てしていきましょう。
留守中の我が家の様子。
見習いは、生後1歳2ヵ月過ぎから、ようやく留守中もフリーで生活できるようになりました。
在宅中は、フリーの時間とハウスの時間を決めています。
ずっとフリーにしていると、アシスタントが遊びをせがまれて疲れてしまうことがあるからです。
時々、留守中見習いだけハウスのときもあり、ランダムにハウスを活用しています。
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