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2023年3月28日 (火)

意図していないことも子犬は学習します

新しく犬を家族に迎えると、お家のルールを教えていかなければいけません。
例えば、ハウスに入ること、トイレの場所、人を噛まないこと、散歩の歩き方。
家庭によっては、人に跳びつかないこと、拾い食いをしないことなども。

また、犬にとってはまり心地よくはないけれども、馴れて欲しいことがあります。
例えば、散歩から帰って足を拭くことや、定期的に爪を切ること、口の周りを触らせたり、歯磨きをすることなど。

いずれも、犬の社会では不要なルールですが、人間社会での共同生活をお願いする場合は不可欠なことが沢山あります。

そういったルールをひとつひとつわかりやすく教え、飼い主としては犬が理解出来るように、時間をかけていくのですが、一生懸命伝えようとしていること以外に、犬が勝手に学習していることは沢山あります。

例えば、
飼い主がキッチンに立って、ガサガサと袋から何か出す音がすると、少し後にはごはんの時間がやってくる。
朝方、二階の方から人の足音が聞こえると、飼い主が自分のところにやってくる確率が高くなる。
飼い主に跳びつくと、飼い主が体を触ってくれる。
吠えてみると、飼い主が自分に注意を向けてくれる。
飼い主がカギを持つと、散歩に連れて行ってくれるかもしれない。
飼い主が引き出しから金属の物を出すと、爪切りが始まる。

こういったことは教えていなくても、犬たちは勝手に学習しているので、その先のことを予測して興奮したり、嫌だなと思っていなくなったりと、それなりの反応を示すようになるわけです。

特に教えたわけでもないのに、犬がこういった行動を取るのは、犬の方がよほど飼い主観察に長けているとしか言いようがありません。

いいことを予測して待っていてくれるのはいいのですが、嬉しすぎて興奮が止まらなかったりするのをなんとかしたいと思っている飼い主さんはすくなくありません。

そんな時は、犬の予想を裏切った行動を取ってみるのもいいでしょう。
つまり、いつも同じことが起こるとは限らないと学習してもらうのです。

ごはんの支度が始まると、目の前に出るまで大騒ぎが止まらない場合、すぐに配膳出来れば、目の前で犬が落ち着くのを待ってごはんをあげればいいのですが、いろいろ手作りなどで時間がかかってしまい、その間ずっと犬が大騒ぎをし続けるのであれば、そのごはんがすぐには配膳されない可能性があることを犬に学習してもらうのもひとつです。
何度か続けることで、犬はご飯はすぐには出てこないから、騒いでもすぐに出てくるわけではないと学習していくでしょう。

いずれにしても、気が付いたら愛犬の僕になっていたということがないように、いつもよきパートナーでありたいですね。

こちらは意図して、跳びつくより座った方がいいと学習サポートした結果。
202303281

大型犬の跳びつきは、小さいお子さんやお年寄りにとっては危険この上ないもの。
嬉しくて挨拶したかっただけでも、結果がいつもいいとは限りません。
跳びつきは許可制にしてあげると危険回避しやすいですね。

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