急な環境の変化は犬も苦手
環境の変化は、ある意味ストレスになるものです。
人間は変化の前後を理解していれば対処はしやすいものですが、それでも急な変化は対応しづらいものです。
馴れることで、ある程度反射的に体が動き、ひとつひとつ戸惑うことなく流れるように行動できるようになりますが、何事も初めてのことは緊張したりするものです。
犬も同様で、環境に変化があると、なかなか順応できません。
例えば、車でお出かけするからと、急に車に乗せてみたり、あるいは、普段使っていないのに、車だからとクレートに閉じ込めたりすれば、犬は何が起こったのかわからず、パニックになるでしょう。
人はわかっていても、犬は理解できないので、きちんと順を追って「馴らす」あるいは「馴れる」ためのサポートが不可欠です。
さて、今日日本のパンダファンに見送られながら、シャンシャンが上野動物園から中国に帰ったそうです。
当然移送が必要になるため、シャンシャンが入るケージが用意されました。
シャンシャンは日常生活ではケージに入っていません。
獣舎と外のスペースとの往復ぐらいでしょうから、狭いケージに入れられるなどということは経験上なかったはずです。
そこで移送を前に、昨年11月からシャンシャンのケージトレーニングが行われたそうです。
動物だから、「中に入れてしまえばいい」と言う話ではありません。
中で落ち着いていられなければ、シャンシャン自身のメンタルストレスだけでなく、飛行上のリスクも問題になります。
移送に関わった人たちの大変さは言うに及ばずでしょう。
ケージトレーニングを終えたシャンシャンは無事ケージからカーゴスペースへ移動し、飛行機も無事飛び立ったようです。
「ちょっとの時間だから」ということではなく、その状態にあること自体が動物のストレスにならないようにするためには、人間のサポートは不可欠ですね。
お出かけするからと、急にバッグやケージに犬を入れるのではなく、獣医さんへの通院や、楽しいお出かけを予測しながら、バッグに入る練習や、クレートやケージに入る練習を普段からしておくと、犬のストレスも軽減されるでしょう。
因みに我が家の犬たちの移動は車で、クレートを入れています。
家の中にもクレート(ハウス)があるので、日常的に入ったり出たりしているので、車の中のクレートもすんなり入ってくれます。
もらい事故も怖いので、クレートに入っていてくれると安心ですね。
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