愛犬のトレーニングは誰のため?
最近「しつけ」と言う言葉がどうもしっくりこないと感じている人は少なくないでしょう。
昔の人(私)は、「〇〇さんのお家はしつけがいい。」と聞くと、きちんと子供たちにマナー(一般常識や言葉遣い、食事の仕方等々)を教えている家庭だという印象を受け、あまりネガティブな感じはしません。
しかし、犬に関して「しつけ」と言う言葉を耳にすると、何が「しつけ」に該当するのかよくわからないので、「トレーニング」と言う言葉で、ハウストレーニングやトイレトレーニング等々、それぞれの家庭で必要と思われるマナーや行動を教えてあげればいいことなのではないかと思っています。
「トレーニング」は何も特殊な技能を身につけるために犬に何かを教えるのではなく、人間社会の中で、人とコミュニケーションを取るための方法を犬に伝えていくことです。
例えば、「オスワリ」や「マテ」を教えることは簡単そうに見えますが、きちんと教えてあげるには、時間もかかりますし、人間の根気も必要です。
しかし、ちゃんと言葉の意味を犬が理解出来れば、人とのコミュニケーションが取りやすくなります。
どうやったら相手(犬)にわかりやすく伝えられるだろうか。と考えることが重要です。
「どの子も、これで一発解決」と言う魔法の方法はありません。
個体によって、性格や気質だけでなく、理解度も異なるので、その子その子に合わせた教え方が必要になってくるわけです。
お預かりではなく、オーナーさんと一緒にレッスンをするときは、プロとして実際に犬を動かすところを見ていただくこともありますし、オーナーさんにお伝えしてやって頂くこともあります。
いずれにしても、オーナーさんには犬に関わって頂かないと始まりません。
次に何か起きたり、あるいは新しい行動を教えようと思ったとき、オーナーさん自身にも考えて欲しいからです。
トレーニングはコミュニケーション。ですから。
今日のドッグダンスグループレッスンで、Lさんがちょっと迷って間違えた時、オーナー様がすぐに方法を変えて、Lさんがエラーを出しづらい環境設定をしてくれました。
Lさんは「これは出来る。」と自信を持って行動してくれました。
オーナーさんには、ご自分の犬のプロになっていただくのが一番。
いろいろ工夫しながら、沢山コミュニケーションを取って欲しいですね。
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