そのキュー、ちゃんと犬に伝わってますか?
同じ言語を話す人間同士のコミュニケーションでは、相手の言っていることを理解すれば、もう片方はすぐに行動に移すものです。
もちろん、相手が聴いていなかったり、納得がいかなければ、すぐには行動に移しません。
そんな時は、相手が耳を傾けていることを確認してから再度伝えたり、納得してもらえてなければ納得できるまで伝えるという行動を取るでしょう。
さて、相手が犬の場合はどうでしょうか?
信号待ちをしているとき、愛犬がふらふらしないよう「オスワリ」と声をかけたとします。
果たして愛犬はすぐに座ってくれますか?
もし座ってくれなかった時どうしますか?
「オスワリ」と言って犬がすぐに行動してくれなかったら、「オスワリ、オスワリ、オスワリ!」と愛犬の様子などお構いなしに連呼するケースは少なくありません。
人間同士の場合ではありえませんね。
あまりにも失礼です。
同じことを何度も連呼している人の様子は、あたかも「何度も言わせないでよ。バカじゃないの?」と軽蔑しているように見えませんか?
相手に伝わっていなければ、伝わるように言わなければいけません。
その言葉を理解していなければ、最初から説明しなくてはなりませんし、耳に届いていなければ、こちらに集中してもらってから、再度丁寧に伝える必要があります。
相手が納得していなければ、きちんと説明しなければなりません。
犬だからと言って、それらの検証を省いてしまうのはちょっとアンフェアですね。
そうならないためには、まず愛犬がこちらに集中しているときに一回言ってみて、行動に移すのを待ってみましょう。
こちらに意識を向けているのに出来ないのであれば、その言葉のキューの意味を理解していないことになります。
犬の行動を待たずに何度も連呼すれば、犬は連呼されるまで行動しなくてもいいと学習していきます。
一度でやってもらいたいときは、愛犬にわかりやすく伝えることが大事です。
犬が理解していなければ、再度きちんと教えてあげましょう。
「オスワリ」と「フセ」の違いがよくわかっていなかったり、それぞれの行動がうまく学習できていないというようなことはよくあることです。
もし行動を間違えてしまったときは、まだちゃんと理解していないんだなと思って、再度わかるまで教えてあげればいいだけのことです。
根気よく伝えていきましょう。
さて、見習いは左脚側にいるときの左回転のキュー(リバース)は理解しています。
しかし、フロントポジションにいるときに、リバースと言ったらフリーズしました。
ポジションが変わっただけで、行動の意味が理解できなくなった見習い。
こんな些細なことでも、犬が混乱してしまうこともあります。
これは「般化」不足。
どんな位置にいても、一人で左回転することだよとゆっくり教えていきます。
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