刺激への過剰反応を減らすには
子犬の頃は特に気にしていなかったものが、生後6~7か月の思春期になると、いろいろ気になりだすというのはよくある話です。
初めは些細なことであっても、気づくと、「えっ?」となっていることもよくあります。
例えば我が家の見習い。
とにかく人も犬も気になり、傍に近づきたくて仕方がありません。
昨年秋ごろから近所で工事が始まり、毎日のように家の前の道路にはガードマンが立っています。
見習いはガードマンを見ると、挨拶したくて仕方がないので、ウナギ踊りをしながら近づこうとしますが、私はアクセスさせていません。
なぜなら、見ず知らずの人ですし、仕事中。
もしかしたら犬嫌いかも知れません。
見習いの勝手なアクセスを許してしまうと、見習いは出遭う人みんなに挨拶していいと学習してしまいます。
歓迎されれば挨拶が強化されますし、嫌な顔をされれば、ネガティブな経験ができてしまうので、どちらにしてもいいことはありません。
道端に人がいても見習いには関係ないと理解してもらうことが大事。
そこで、行きそうになる前に声をかけ、意識が戻れば褒めますが、何しろ細い私道の真ん中にたっているので、お互いの距離は1メートルも取れません。
そんな刺激大な状況では、到底私の声は耳に届かないことの方が多いので、ガードマンへの言い訳として、「アーちゃん、お仕事の邪魔だからちゃんと歩こうね。」と言いながら、リードを引っ張って距離を取るようにします。
毎朝同じ状況が繰り返されますが、少しずつ諦めるまでの時間が早くなってきたようです。
子犬の頃は、いろいろなものに自分で近寄って確認する時間を与えていましたが、ある程度わかるようになってきたら、スルーすることも教えて行かなければいけません。
※挨拶してもいい相手の場合は、落ち着いてから距離を縮めていきます。
見習いは人大好きタイプですが、怖がるタイプの犬の場合は、最初は遠目に見ていても落ち着いていられる状況から距離を縮める練習が必要です。
犬の性格は個体差があるので、刺激に対して過剰に反応すると言っても理由によって対処方法は異なります。
さて、今日のプライベートレッスンは、人大好きK君。
私の存在をディストラクションに、スルーする練習をしていただきました。
最初はこちらに来ようとして、立ち止まってパパを困らせていたK君ですが、
何度か練習するうちに、立ち止まる時間が短くなり、ちゃんとパパについて行かれるようになりました。
毎日、いろいろなシチュエーションで、少しずつ練習していくことが大事ですね。
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