小さくても犬は犬
以前、どこかのペットショップの店員さんに、「この子は小型犬ですから、運動量はあまり必要ありません。家の中で遊ぶぐらいで十分です。」と言われたクライアントさんがいました。
なぜ小型犬だと運動しなくていいのか?
可笑しな理屈ですね。
仕事柄、ドッグランを覗くことがよくありますが、中・大型犬用と小型犬用と分かれていても、敢えて中・大型犬用のエリアで遊んでいる小型犬がいます。
サイズだけを見ると、大きな犬に踏まれたり蹴られたりしないかと心配する人もいるでしょうが、あにはからんや、大型犬もタジタジの小型犬は少なくありません。
俗に言うテリア種に多く見られますが、すばっしっこくて、エネルギッシュな小型犬は、小型犬であっても、愛玩犬とは程遠い動きをします。
小型犬だろうと大型犬だろうと、犬は犬なのですから、犬本来の運動能力を軽んじてはいけません。
もちろん過信しすぎもよくないので、個体によって、きちんと見極めることが大事。
活発な小型犬を、ずっと家の中に閉じ込めておけば、ストレスが溜まって、いわゆる行動問題が出ないとも限りません。
出来る限り、散歩に連れ出し、思い切り走る場面を作ってあげることも必要ですね。
さて、今日はヨークシャーテリアのOさんのプライベートレッスンがありました。
元気なOさん、パワー満載で、お家の中でもパパと互角にやりあっているようですが、パパも最近Oさんとのやりとりに馴れて、上手にあしらえるようになってきました。
しかし、根本的には、有り余るパワーを上手に発散させるとともに、頭を使ってもらいながら、適度な疲労感を与えてあげることが大事。
お散歩中、誰もいない公園があったので、一緒に走ってみるとなんとも速い。
散歩中、パパを引っ張って走っているのとはちょっと違って、楽しそうに、思いっきり走り回っていました。
それを見ているパパも楽しそうです。
時々呼び戻して、またリリースすることを繰り返しながら、お散歩は終了。
おうちに帰って一休みのためにケージに入れたところ、いつもは出して欲しくてキューキュー言うOさんが、やけに静かでした。
それでもすぐチャージされてしまうほど、Oさんのエネルギーは底なしレベル。
さすがに猟犬のDNAが流れていると違いますね。
小型犬だからお散歩がいらないなんてこと、口が裂けても言わないでくださいね。
※小型犬や子犬の運動は強要してはいけません。
過度に小型化しすぎた犬の中には骨が弱く、すぐに骨折する子もいます。
犬の自由運動を尊重しましょう。
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