愛犬と一緒に寝る。
ふた昔前のドッグトレーニングの考え方から言うと、犬と一緒に寝るのは言語道断でした。
なぜなら、飼い主は常に犬より上位にいなければならず、犬と同じ高さで、しかも同じ布団(ベッド)で寝るなど、犬をつけあがらせるだけだ。というのが主な理由だったようです。
しかし、私の子供の頃の夢は、アメリカのファミリードラマではよく見られる、飼い主や飼い主の子供のベッドの上で一緒に寝る犬でした。
結果、私の夢は実現し、ここ25年犬と一緒に寝ています。
そして、一度も愛犬から本気で噛まれたことはありません。
※衛生上の問題から、犬と一緒に寝ない方がいい場合もありますので、一緒に寝ることを推奨しているわけではありません。
もちろん、犬たちは代替わりしていくので、自ら進んでベッドに寝るタイプもいれば、最初は乗っても、朝になると自分のベッドやハウスで寝ている犬もいました。
今はアシスタントが常時私の足元で寝ていますが、見習いは敢えてベッドには乗せていません。
2頭乗ると、寝返りが打てなくなるからです。
最初から乗せていないので、「乗せろ!」と文句を言われることもありません。
さて、先日テレビで、とあるコメンテイターが、節電のために犬を抱いて寝ているという話をしていました。
確かに犬は体温が高いですし、布団の上に乗っていてくれるだけでも十分暖かいので、冬場は快適に寝られます。
しかし、その方の愛犬は、今まで自分のスペースで寝ていたけれど、節電のために、最近一緒に寝始めたという話でした。
節電の必要がなくなる時期になって、飼い主が下りて欲しいと頼んだとき、犬の反応がどうなるかがちょっと心配です。
かつてコロナ禍でリモートワークが当たり前になって、飼い主さんがいつも家にいるようになったあと、再び出勤するようになったら、今まで留守番が出来ていた犬が分離不安になり、飼い主さんの留守中ずっとリビングのドアをひっかきながら2足立ちをするようになったために、お伺いしたことがありました。
犬も人間同様、自分にとって都合がいい新しい環境になじんでしまうと、なかなか元には戻れなくなります。
節電のために一緒に寝る習慣が出来たとしても、たまには「今日はハウスで寝てね。」というように、今までの習慣を完全になくしてしまわないようにすると、犬のストレスは軽減されるかもしれません。
人間の都合で振り回さないようにすることも大事ですね。
※寝るまでいつもベッドを温めておいてくれた故アシスタント
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