呼び戻しの第二段階
パピートレーニングの頃からしっかり教えておきたいのが呼び戻しです。
「おいで」と言って、「やだっ!」と言われるほど、飼い主にとって寂しいことはないのではないでしょうか。
大した用事でなければ、「まぁいいか。」となってしまうかもしれませんが、それを繰り返していれば、当然犬は戻らなくてもいいと学習してしまうので、「オイデ」と言った以上は必ず戻ってくるように練習する必要があります。
しかし、実際はなかなか戻ってくれないもの。
まずは、おうちの中など、ディストラクション(犬の気持ちを散らすもの)が無い場所での練習からスタートさせ、戻ってきたら必ずいいことがあると刷り込んでいき、「オイデ」と呼ばれたら、反射的に戻ってくるくらいにしてあげるといいでしょう。
なぜなら、成長と共に子犬の世界も広がり、好奇心をそそられるものに惑わされるようになると、「オイデ」と呼ばれたとき、「どうしようかなぁ」と考えるようになるからです。
この「どうしようかなぁ。」は、何も飼い主が嫌いだからと言う話ではなく、戻ってオヤツをもらうのと、このまま友達と遊ぶのと、どっちが得だろうと考えるからです。
賢い犬ほどいろいろ考えますし、飼い主としても、出来るだけ自分で考えられる犬に育って欲しいと思っていますが、「オイデ」に関してはロケットダッシュしてくれると嬉しいですね。
しかし、一度は戻って来ても、ご褒美をもらうと、さっさとまた遊びに行ってしまう犬は少なくありません。
戻ってきた後、また遊びに行くのはかまいませんが、それは、飼い主さんの許可が出てからのこと。
「マテ」と言わなくても、飼い主に解除されるまでは、その場にいられるように教えてあげると、様々な危険回避にも役立つので、是非教えてあげてほしいものです。」
さて、今日は生後4か月のK君のプライベートレッスンがありました。
お家でも大分落ち着きが出てきて、特に大きなお困りは無くなったそうですが、そもそも生後4か月はまだまだ赤ちゃん。
一度教えてことが身につくには時間がかかるものです。
毎回の繰り返し練習が行動を強化していきます。」
呼ばれて戻って来られるK君ですが、
トリーツを一つもらうと、さっさと踵を返していなくなります。
これは、ドッグランなどでもよく見られる現象です。
「いいよ。」と言われるまで、その場にいられるように、少しずつじっとしている時間を伸ばしていく練習が欠かせませんね。
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