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2023年1月 8日 (日)

ドッグダンス:ルーティンの構成を考える

ドッグダンスのルーティン(演目)の構成を考えるとき、当然曲のイメージに合った動きを入れようとしますが、実際にはパートナー(愛犬)の出来るムーヴやトリックを組み入れていくことになります。

では、パートナーの出来る動きとはどんなものを言うのでしょうか。

例えばヒールポジションだったり、スピンやアラウンド、ウィーヴといったトリックだったりしますが、何が出来て何が出来ないかの検証が不可欠です。

「出来る」とはどういうことでしょうか。

わかりやすくランク付けをしてみると、

Aランク:言葉のキューだけで犬が動ける
Bランク:ハンドシグナルのヒントがあれば犬が動ける
Cランク:トリーツを持って誘導しなければ犬は動けない

つまり、AランクやBランクであれば、構成に組み入れることは出来るが、Cランクでは無理ということです。

ルーティンの発表の場は、トリーツなどのモチベーターを持てないコンペクラスだけでなく、トリーツを使ってもいいファンクラスもありますが、トリーツを使ってもいいというのは、誘導してもいいということではありません。

上手に出来たときのご褒美としてトリーツを渡したり、パートナーのストレスを軽減させるためにトリーツを使うことを許されているだけです。
つまり、ファンクラスであっても誘導のレベル(Cランク)を組み込むのは犬にとっては負担が大きいということですね。

しかし、誘導のレベルから脱却するのは勇気がいることです。

えっ?
勇気?

犬のスキルではないのでしょうか?

はい。

犬のスキルはあるのに、ハンドラーの勇気が無いがために、トリーツの誘導を外せないことが多いのです。

正しい手順を踏んで、犬の理解をサポートすれば、誘導の手やハンドシグナルは確実に外していくことが出来ます。

今日等々力のDogLifeDesignさんで行われたドッグダンスのグループレッスンでの一コマ。

なかなかハンドシグナルの誘導がはずせなかったA君が、ハンドシグナル無しでも上手にツイスト(右回転)が出来ました。

202301081

正しい段取りを踏めば、短いセッションを繰り返すことで、犬は確実に理解することが出来ます。

勇気を持って一歩踏み出してみましょう。

さて、蛇足ですが、我が家の見習い、右脚側での右回転(我が家では「ターン」)は言葉のキューを少し理解してきましたが、フロントポジション(正面)でキューを出すと???になりました。

いつもとポジションが違うので景色が変わって混乱したのです。

右脚側でもフロントポジションでも、キューの意味は同じであることを教えてあげればいいだけですね。
こちらもじっくりやりましょう。

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