家庭犬のトレーニングとは、おうちのルールを伝えること
「犬の訓練」や「トレーニング」と聞くと、犬に高度なスキルを教えることと思ってしまったり、何かを強制的にやらせることと勘違いしてしまう人は少なくありません。
しかし、実情はそうではありません。
例えば「オスワリ」が出来るようになるということは、「オスワリ」をやらせることではなく、「オスワリ」という言葉のキュー(合図)は腰を下ろすことを意味することだと犬に伝えることです。
犬たちに行動を教えることと、その行動を表すキューを伝えてリンク付けすることで、犬はハンドラー(飼い主)の言っていることを理解し、ハンドラーのキューを聞いて行動に移すことができるのです。
もちろんその過程においては、犬に繰り返し伝える作業が必要になりますが、出来なかったからと言って叱られるのではなく、出来ないときは「出来る」の経験を増やして、出来るようにサポートしてあげればいいのです。
愛犬に教える内容はお家によって異なります。
トイレが外派であれば、外でトイレをするように伝え、家の中でトイレをするのであれば、そのように伝えていきます。
また、おうちの中での危険回避のためには「ハウス」を活用したり、お散歩コースに車通りが多い場合は、車に興奮して跳びつかないなど、愛犬を守るためのルールを教えることも不可欠です。
このようにルールを伝えていく過程で、人と犬の会話が少しずつ成立していくようになることが本来の目的です。
犬側からも、人間側からも、一方的に要求を伝えるのではなく、双方向でコミュニケーションを取っていくことが、お互いのストレスを軽減させることにも繋がります。
今日は若いボーダー・コリーの男の子S君のプライベートレッスンがありました。
人も好きだし、遊びも好きなS君。
前回ロープで一緒に遊んだのを思い出して、今日は自分からロープを持ってきてくれました。
賢いS君に、今日は「呼び戻し」と「遊び方」のルールについて、少しずつ伝えてみました。
根気よく伝えてあげられるといいですね。
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