好ましい行動を褒めて伸ばした方がいい
恒例の箱根駅伝を楽しんだ昨日今日。
事務仕事をしながら聴いていたので、画面をあまり見ていないこともあり、アナウンサーやコメンテイターの言葉ばかりが耳に残りました。
その中で印象的だったのが、総合優勝校の監督についてのコメント。
K大学は過去にも優勝経験のある実力を持つ学校ではありますが、近年はA大学の活躍が目立っていました。
ところが、今年はK大学が大学三大駅伝とも言われる、出雲駅伝、全日本大学駅伝を2022年に制した上に、今回の箱根駅伝も制し、三冠達成と報じられました。
なぜそんなに実力が発揮できたのか。
と言う話の流れで、コメンテイターのひとりが「〇〇監督さんが変わったからだ」と言っているのが耳に入りました。
どう変わったのでしょう。
昭和の時代を彷彿とさせる指導方法から一転し、個々の学生のことを考えた指導が行われたというようなお話。
A大学の監督さんがどちらかと言うとまさにその路線を貫いているのを見てのことでしょうか。
そんな話を聴きながら、「犬育ても子育ても一緒だなぁ」と改めて実感した次第。
かつては、「飼い主やハンドラーがリーダーにならなければいけない。」と言われて行われてきたドッグトレーニング。
「犬に舐められたらいけない。」と言われ、「躾」という名のもとに体罰が行われていた時代。
言うことをきかないときは、マズルを掴んでひっくり返す。と言われたことも。
良きリーダーであることは大事ですが、それは力で抑え込むのではありません。
学び手を導くことです。
わかりやすい方法で伝えていく方が、強制するより犬の信頼を得られやすいでしょう。
子犬の場合はメンタルが伴っていないので、なかなか理解が進まないこともあるかもしれませんが、長い目で見てあげることも大事。
もちろん、やって欲しくない行動を減らすサポートは続けますが、力で抑え込むことではありません。
いずれにしても、痛い思いをさせて言うことを聞かせようと思うこと自体が犬の成長を妨げることにもなりかねません。
さて、見習いの、他犬と挨拶したい欲求はまだまだおさまりませんが、少しずつこちらの声は耳に届いているようですので、あきらめずに絆作りを続けていきます。
※黙っていると賢そうに見える見習いです(笑
スキルを教えるのは難しくありませんが、メンタルをコントロールするのは見習いだけの話ではなく難しいものです。
特に他犬に対してネガティブなイメージを持っている場合はなおさらです。
いろいろな面からサポートしていくことで、メンタル面での成長も助けていくことに繋がります。
犬が納得できる解決案が提示できるといいですね。
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