要求に応えていないつもりでも、実は報酬になっていることも。
我が家の見習いは間もなく1歳3ヵ月。
私が部屋にいるときはフリーにしています。
ソファに乗って寝ていたり、アシスタントを遊びにさそったりしていますが、まだまだお子ちゃまなので、退屈すれば私のところにもやってきます。
机に向かってPCなどの作業をしていると、私の横に座ってじっと見ることから始まり、それでも相手にしてもらえないと、足に顎を乗せてみたり、机と肘の間に顔を突っ込んで来たり、果ては人の顔に自分の顔を押し付けてくる始末。
その間、私は座っている見習いを見ては「アーちゃん、お利口さんね」と声をかけ、次第にエスカレートしてくると、「アーちゃん、今お仕事だからあとでね。」と声をかけています。
実は初代のボーダーコリーは「あとでね」と声をかけると、自分からソファにあがって静かに待っていられる子でしたが、見習いは、グイグイとさらに力をかけてきて、一向に諦めません。
最後は、「アーちゃん、ちょっとハウスに行ってようか。」ということになるわけです。
吠えることはありませんが、ある意味要求をしながら、自分で私にコンタクトを取って要求を満たそうとしているわけです。
そこで、物理的にコンタクト出来ない状態にするわけです。
声をかければ、それなりに見習いは報酬を受け取っているので、なかなかあきらめはつかないようです。
さて、愛犬の要求は様々。
要求を伝えるために、人間とコンタクトを取ろうとする犬たちは、吠えて訴えることもあります。
ついつい、「吠え」に声をかけてしまうと、犬によってはコンタクトが取れたことで、もう少し頑張れば、チャンスが来るだろうとあきらめない子もいます。
要求に対しては一貫した態度の方が犬にはわかりやすいものです。
「今日だけよ。」や「今だけよ。」は犬にとっては逆にわかりづらいので、要求は止められなくなることもあります。
時には心を鬼にして、見て見ぬふりも必要かもしれませんね。
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