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2023年1月20日 (金)

基準(クライテリア)は明確に

愛犬に新しい行動を教えようとするとき、何を教えたいかちゃんとわかっていますか?
当然のことながら、ハンドラーは理解していると言うでしょう。

しかしながら、実際ハンドラーの理解していることと、犬が理解しようとしていることに誤差があるときがあります。

例えば、「オスワリ」を教えたいと思ったとき、当初は犬が腰を下ろしただけでOKとしていたものの、ある程度出来るようになってくると、次は「オスワリ」と言ったとき(場所)すぐやって欲しい、「オスワリ」と言ったら、解除されるまではじっとしていて欲しい。というようにハードルが高くなり、基準が変化していきます。

最初からすべてを網羅した基準を設けてしまうと、子犬にとっては、一度に覚えなければいけないことが多すぎて、ハードルが高くなってしまうのであまりおすすめできません。

つまり、その都度基準をわかりやすく伝えていく必要があるということです。

今日オンラインでドッグダンスのレッスンがありました。
H君は、10メートルほど離れたマットに向かって行き、マットの上に乗るという遠隔練習をしました。

離れた場所に自分から走っていくのは得意なH君ですが、ママから離れると、やはり早く戻って来たい気持ちが勝ってしまい、勝手に戻って来そうになります。
しかし、マットの上で一度静止してくれないと、次のキューが出せません。

マットの上で止まるようにお願いしたいところですが、そもそも「マット」と言われたら、マットの上に4足を乗せることなのか、前足だけ乗っていればいいのか、足が1本でも乗っていればいいのかといったところをきちんと教えておかないと、犬の理解も適当になります。

要は何を求めているのかを、わかりやすく伝えていくことが大事と言うことですね。

今朝たまたまSNSに上がってきた、数年前の私と前アシスタントとの練習動画に触発されて、小道具のステッキを使ったトリックを増やしてみたくなったハンドラーさん。

202301201

日々学習していくことは、人も犬も楽しいですね。


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