環境の変化は犬の行動を変える
犬の行動を変える(変容させる)には、犬だけに注視するのではなく、犬を取り巻く環境から考えると解決への道は速いものです。
つまり、環境はそれほど重要だということですね。
今日は実際に環境が変化したことで、アシスタントの行動が変わったことを例に挙げてお話ししたいと思います。
これは私が意図したことではなく、結果として起きた事象です。
我が家の犬たちは留守中基本フリーです。
もちろん子犬の頃はサークルを利用しているので、成犬になってからということです。
クレートもあるので、入りたければ自由に入ることはできます。
前アシスタントや現アシスタントは、留守番時はソファで2頭並んで寝ていることが多かったのですが、前アシスタントが旅立ってからは、いつIPカメラを覗いてみても、現アシスタントがソファにいることはなくなりました。
どこにいるかと言えば、自分のハウスに入っています。
理由のひとつは、前アシスタントが旅立つ前から我が家にやってきた見習い(子犬)の存在です。
現アシスタントにとっては、まさに鬱陶しい存在の見習いが、同じ部屋にいるということがソファでゆっくり寝られなくしていると考えられます。
もちろん見習いはサークルやクレートに入っているのですが、アシスタントが動く度に反応されるのが嫌なようです。
さらに、見習いが来るまでは、ブラッシングや爪切りなどのお手入れ時、前アシスタントと先を争って私の前に来て転がっていたのに、前アシスタントが旅立ってからは、自分からは来なくなりました。
張り合う相手がいなくなったことと、見習いの視野内でゴロンとお腹を出すこと自体を避けたかったようです。
呼んで来てもらっても、断固としてゴロンと横になりません。
仕方なく、前回は立ったまま爪切りをすることになりました。
そんな現アシスタントですが、昨年暮れ辺りから、留守番時にソファでくつろげるようになってきました。
クレートから飛び出してこないことを確信したのでしょう。
同時に、前アシスタントが留守で、部屋に自分しかいない時は、よくソファの上で遠吠えしていたのが、最近はまったくやらなくなりました。
見習の存在がプラスに影響しているのかもしれません。
さらに今日は久しぶりに、アシスタントの方から、私の傍に来てゴロンと横になりました。
別に爪切りをしようとしたわけではありませんが、自分から体を預けてきました。
見習いはそのときクレートに入っていました。
クレートに入っていても、中から自己アピールして吠えるときがあるのですが、今日は静かに待機していました。
ファミリーメンバーが変わるという環境の変化によって、アシスタントの行動パターンも変化を余儀なくされましたが、少しずつまた日常に戻ってきたのかもしれませんね。
いずれにしても、意図していなくても、環境の変化で犬の行動は変わります。
いつもやってくれることを急にやらなくなったときは、何かライフスタイルに変化があったのかもしれません。
ちょっと見直してみると、原因がわかるかもしれませんね。
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