血統書の意味
犬を入手しようとしたとき、「血統書」のことを気にする人は少ないかも知れません。
同様に、「血統書」と聞いただけで、「価値の高い犬」というような漠然としたイメージを持つ人もいるでしょう。
以前にも書いたかもしれませんが、「血統書」は人間の「家系図」と同じなので、その犬の両親犬や祖父母犬が誰かがわかるものです。
血統書の有無で犬の価値が変わるわけではありません。
なぜ、「血統書」が必要なのでしょうか。
もしご愛犬に血統書があるとしたら、是非よく見てみて下さい。
ご自分の犬の名前だけでなく、毛色の記載もあります。
毛色は、交配を考える上で、とても重要なポイントにもなるので、記載は不可欠ですね。
また、血統書のラインに同じ犬が記載されていることもあります。
よい血を残していくためのこだわりもあるでしょう。
犬種のスタンダードを守っていこうとするシリアスブリーダーにとって、血統書に書かれている犬たち一頭ずつの持っているものが、今目の前にいる犬に引き継がれている証なので、血統書はとても大事な手掛かりといっていいでしょう。
それは、見た目であったり、性格であったり、あるいは肉体的な特徴かもしれません。
では、一般飼い主にとってはどうでしょうか。
別にお父さんやお母さんが誰でもあまり関係ないかも知れません。
しかし、血統書に書かれている犬たちの名前のあとにCHと書かれていれば、スタンダードしてきちんと認められた犬であることを証明していますし、TCHやOBCHなどと書かれていれば、服従訓練などのトレーニングで好成績をおさめた証でもあります。
そんな家系の子であれば、トレーニングの素質があるかもしれません。
いずれにしても、我が子の素性を知る良い手がかりとなるので、血統書があれば是非よく見てみて下さいね。
さて、我が家の見習い2号の血統書がようやく手元に届きました。
我が家にとっての血統書は、JKC主催の訓練競技会に出るためには不可欠なものです。
血統書が必要ない競技団体もありますが、先住のボーダー・コリーの時代から、かれこれ25年近くJKCの競技会に参戦している身としては、これからも続けていきたいので、血統書は必須です。
1号の血統書は家系の一部が欠落しているため、正式な血統書とは認められていないことから、競技には出られますが、チャンピョンタイトルを取ることができません。
チャンピョンのタイトルなんて人間の勝手な欲ではありますが、頑張った証が目に見えると、それはそれで嬉しいものですし、やる気の元にもなります。
これから焦らず、少しずつ2号との歴史を作って行こうと改めて思いました。
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