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2022年12月26日 (月)

「・・・しないで。」は伝わりづらい。

子犬生活でよくあるのが、
「跳びつかないで。」
「吠えないで。」
「引っ張らないで。」
と言った、「・・・・しないで。」という飼い主側の希望です。

しかし、「しない」ことを教えるのは難しいものです。

では、どうやって「しない」ことを教えていくのでしょうか。

そのために重要なのは、「して欲しい」ことを伝えるというものです。

やって欲しくない行動を止めるより、やって欲しい行動を褒めて強化していく方が、犬にとってはわかりやすいので、一般的にはやって欲しい行動をピックアップして褒めていきます。

例えば、跳びつかないで座っていたり、あるいは伏せていればその行動を褒めます。

吠えて欲しくない場合は、吠えないでいることを褒めます。
「吠えないでいることを褒める」というのはわかりづらいですが、吠えそうな状況を吠えずに堪えたら褒めるということです。
他の犬を見て吠えてしまう犬が、吠えずにいられたらそこを褒めます。

散歩中リードを引っ張る犬の場合、リードが緩んでいるところを褒めていきます。
リードを引っ張れば飼い主が後ろから付いてくると学習した犬は、リードが張っている状態に馴れてしまいます。
「引っ張らないで」と言うより、引っ張っても前に進めないことを繰り返し教えていく必要があります。
前に進むこと自体がご褒美になるので、引っ張られて付いて行ってしまうと、なかなか引っ張り癖は治らないでしょう。

今日のパピーレッスンに参加してくれたOさん。
伏せるといいことがある学習しているので、ことあるごとに伏せてくれます。

ケージの中でも、伏せることの多いOさん。

202212260

今日は吠えないといいことがあるというトレーニングをやってみました。

一日で行動を変えることはできませんが、少しずついい行動を強化していきます。

午後はお散歩中に飼い主さんにフォーカスする練習を頑張ったLさん。

202212261

教えていないことは出来ないので、やって欲しい行動はきちんと伝え、繰り返しいい行動を強化していくことで、少しずつ行動は変わっていきます。

根気が大事ですね。

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