「吠える」理由はなんですか?
愛犬の行動に関して、飼い主が「問題」と感じるものはいくつかありますが、そのひとつに「吠え」があります。
お困りの相談として、「無駄吠えをやめさせたい。」というのは、意外と多いようです。
恐らく以前も書きましたが、犬にとって「無駄な」吠えはありません。
なぜなら、言葉でしゃべる代わりに、吠えて意思表示をしているので、「吠え」には全て理由があるからです。
もちろん、単なる興奮もあります。
つい声が出てしまったような場合がそれにあたりますが、多くはきちんと意味があるので、それを解明しない限り、「吠え」を止めさせることは難しいでしょう。
先日も、散歩中の「吠え」を何とかしたいというご相談がありました。
どうして吠えているのでしょうか?と尋ねてみると、飼い主さんはよくわからない様子。
そこで、吠えているときの行動や、他犬に対する反応などをお聞きしたところ、犬とはあまり関わりたくないということがわかりました。
ということは、他犬に近寄っては欲しくないという気持ちの現われが吠えになったと考えられます。
いずれにしても、吠える原因は様々。
単に叱るだけでは問題の解決にはなりません。
犬の気持ちを考え、吠えなくてもいい環境設定から、吠える習慣を減らしていくなどのサポートが必要になることもあります。
まずは愛犬の様子をよく観察してみることが大事ですね。
そう言えば、我が家の見習い2号も、犬が急に視界に入ってくると吠えます。
2号は犬の方に行って触れあいたいので、吠えた後、グイグイ犬に向かって行こうとしますが、私はそれを阻止しています。
「阻止」と言うのは、2号が行きたいからといって、2号の勢いのまま他犬との挨拶は出来ないと教えることです。
興奮したままでは、お互いいい挨拶はできませんし、相手の犬が嫌がることは一目瞭然。
落ち着いて人の声が聞こえるレベルになってから、初めて挨拶ができるかもしれないと日々教えています。
相手のあることですので、当然吠えているときも挨拶はできません。
個人的にはスルー出来るようになって欲しいので、知り合い同士でない限り、ほとんど他犬との接触はないのですが、本犬は「行きたい!」といつも言っています。
今日は朝練の場所に、知らない小型犬が入ってきて、ボールを咥えて走り始めました。
いつもなら視界に入っただけで吠えて、係留されているリードをガンガン引っ張るところでしたが、今回早めに声掛けしたのと、敢えて基礎トレーニングを始めたところ、後ろで犬が走っていても、かなり集中して練習とご褒美の遊びに付き合ってくれました。
まだまだ完璧には程遠い2号ですが、少しずつ経験値をあげていきましょう。
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