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2022年12月23日 (金)

ラリオビトライアル雑感

バタバタしているうちに、先週のトライアルから間もなく1週間が経とうとしていますが、忘れないうちに今回のトライアルで感じたことを。

今回、我が家の犬たちも含め29エントリーを、川端ジャッジと三井が審査させていただきました。

レベル1に関しては、リードを装着しているので、犬がどこかに行ってしまう心配が無いと言えますが、逆に言うと、リードが張ってしまってペナルティが取られやすいという落とし穴があります。

リードが張らないためにはどうすればいいのか。

今回の参加者の中では、一部のペアでリードが張りっぱなしの状態が続いてしまいましたが、ほとんどのペアは上手にハンドリングが出来ていました。

犬の動きをリードでコントロールする癖がついていると、犬がハンドラーの傍から離れようとすると無意識にリードを引いてしまいがちです。
散歩中の危険回避と異なり、トレーニングにおいては、リードを引いて犬の動きをコントロールするのではなく、犬が自発的にハンドラーに近づいてくるように犬に伝えていく必要があります。

脚側位置も同様で、犬が少し離れて座ろうとすると、ハンドラーの方から犬に近づいてしまう癖のある人がいます。
どんな場合でも、犬が自ら正しいポジションに入れるように伝えていくと、ハンドラーが合わせる必要がなくなります。

正しいポジションを教えるときは、プラットフォームなどのツールを使うことも有効です。

また、姿勢変更を行う際に余計な動きが入ってしまうケースがいくつかありました。
例えば、常歩中に止まって「フセ」をさせようとしたとき、犬が立止の状態から直接伏せるのではなく、一度オスワリをしてから伏せるような場合です。

日常的に、「オスワリ」と言ってから「フセ」と言っている場合、犬はいつもの癖で、伏せる前にお座りをすることがよくあります。
これは「エクストラスィット(XS)」というペナルティに該当します。

ラリーオビディエンス自体は、特に難しい課題があるわけではありませんが、一つ一つを確実に行っていくという部分では、一般の服従訓練となんら変わりません。

毎回課題が変わって飽きない競技ですが、課題数が多い点では、通常の服従競技よりも犬の冷静さが問われる競技かも知れませんね。

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