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2022年12月11日 (日)

「嫌なこと」にしないために。

子犬と暮らし始めると、いろいろなことを教えていかなければいけません。
しかし、それは子犬にとって楽しいことばかりではありません。
子犬が「イヤ!」と感じることを、どうやってやればいいのでしょうか。

まず「イヤ!」という行動が出そうな場合は、子犬の好きなものを使って、気を紛らわすことから始めます。
そのためには、子犬の好きなものを知っておくことが必要ですね。

子犬が「イヤ!」と思う行動とはどんなことでしょう。
一般的に「イヤ」という行動が出やすいのは、体を掴まれること(自由を奪われること)、手足を触られること、隔離されること、などがあがります。

日常生活では、当然子犬が嫌がることもやっていかなければいけませんが、無理強いは禁物です。
なぜなら、最初は何が何だかわからず我慢しているように見えても、次は我慢しないからです。

では、どんなことが日常生活の中で「イヤ」な部類に入るでしょうか。

・手足に触る:足拭き、爪切り、足裏カット、獣医師の診察
・顔周りを触る(拭く):ブラッシング、トリミング、歯磨き、獣医師の診察
・体に触る:抱っこする、シャンプー、トリミング、獣医師の診察
・体に何かを装着する:カラーやハーネスの着脱、洋服を着せる
・じっとしている:トリミング、獣医師の診察

上記のようなことを最初から喜んで協力してくれる子犬はあまりいないでしょう。

何事にも初めがありますが、最初から無理強いしてしまうと、「イヤ」と言っても聴いてくれなかったと学習した子犬は、次は反撃しようと考えます。
賢い犬ほど、人間観察は優れているので、予測して身を守るようになります。

反撃は、唸りや空噛み、そして本気噛みに発展し、中・大型犬の場合は手に負えなくなることもあります。

そうならないために、様々な「イヤ」に馴らしていくためには、「イヤ」をあまり感じさせないような環境設定が必要です。


さて、今日は生後4か月のOさんのプライベートレッスンがありました。
お散歩デビューを控え、ハーネスの着脱を飼い主さんにトライしていただきました。

初めは私がトリーツを使って装着を試みましたが、ハーネスが両前足を入れなければいけないメガネタイプだったので、トリーツではうまく行かないことが判明。
リッキーマットを使うことにしました。

リッキーマットとは、ペースト状の食べ物を塗って犬に舐めさせるというマットです。
以前、見習い2号の爪切りの時にも使いました。
現在は馴れたので、マットが無くても切らせてくれています。

その時の動画はこちら👇

Oさんのマットへの執着はかなりのものでしたので、舐めている間に装着完了。

202212111

ハーネスはおもちゃではなく、装着も不快に感じないと理解してもらうまでは、リッキーマットでトライしていただくことにしました。

「イヤ」の数が減ることで、犬のストレスは軽減できます。

「ウチの子、〇〇をすると噛むんです。」というお悩みが少しでも減るといいですね。

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