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2022年12月12日 (月)

パピートレーニング:将来を見越した基礎作り

「フセ」や「オスワリ」、「マテ」などを形をきちんと教える、ある意味「訓練」と言われる部分は、子犬が生後半年以上になってからの方が、体も成長しているので、負担は少なくなりますが、そういった「きちんとした」訓練の前でも、様々なトレーニングは子犬と暮らし始めた日から始まります。

その一つが、子犬に自分の名前に対していい印象をもってもらうこと。

子犬のあまりの可愛さに、ついつい「〇〇ちゃん、かわいいね。」「〇〇ちゃん、何してるの?」等々、特に子犬と何かコミュニケーションを取るわけでもなく、名前を連呼してしまうことがあります。
しかし、子犬にとって自分の名前はある意味価値のある物でなければいけません。
名前の大安売りをしてしまうと、名前の認識が薄れ(BGMのようになり)、本当に用事があるときに気づいてくれません。

ただ名前を連呼するのではなく、名前を呼んだときに反応してくれたら、必ずご褒美をあげるようにしていくと、名前といいことが関連付けられて、子犬も自分の名前に対していい印象を持つようになります。

さらに、「〇〇ちゃん、おいで」、「〇〇ちゃん、ごはん」、「〇〇ちゃん、散歩に行こう」など、きちんと行動と一緒に伝えてあげることで、子犬は次に起きることを予測することができるので、反応も速くなります。
特に、「〇〇ちゃん、おいで」は、呼び戻しの基本となるところなので、おうちの中でもどんどん呼んで、来てくれたら美味しいものをあげたり、一緒に遊んであげたりしていると、「おいで」の言葉を聴いただけで、反射的に体が動いてくれるようになります。
そうなると、子犬の安全も確保しやすくなるでしょう。

生後2~3か月の子犬は人間の幼児と同じで、人の傍から離れません。
呼ばなくても付いてきます。

だからと言ってそのままにしておくと、成長と共に好奇心が芽生え、周囲の刺激に負けてしまう年頃になったとき、呼んでもまったく戻って来ない犬になってしまいます。

小さいころから、基本はきちんと伝えていくことが大事ですね。

今日はKさんのパピーレッスンがありました。
今は飼主さんの後を付いて歩いていますが、これからもずっとそうではありません。

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飼い主さんにフォーカスしてくれたり、呼ばれて走ってきてくれる今を沢山褒めてあげることで、今後成長と共にハードルが高くなっていっても、盤石な土台の上に積み上げれば、呼び戻しは強固なものになっていきます。

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初めが肝心ですね。

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