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2022年12月 4日 (日)

愛犬は呼んだとき、すぐに走ってきてくれますか?

愛犬の名前を呼んだとき、愛犬はどうしますか?
通常、名前を呼んだら来てくれるものだと思う人は少なくありませんが、実は、すぐに来なかったり、来てもトボトボ歩いて来たりすることも多いものです。

オビディエンス競技には大体「招呼(Recall)」という課目があります。
ハンドラーが名前を呼んだら、犬が走って戻ってくるというものです。
戻ってくる犬の反応や実際の速さによって多少減点があったりしますが、オビディエンス競技に出る犬はほぼみんな戻ってきます。
たまに呼ばれて走り始めたら楽しくなって、走り回ってなかなかつかまらない犬もいます。
戻って来たくない理由があるのかもしれませんね。

いずれにしても、名前を呼んだら来て欲しいものですが、日常的にも戻って来ない犬は少なくありません。
特にドッグランで遊んでいるときなど、呼ばれて速攻で戻ってくる犬は多くはありません。
リードが着いている状態であっても、刺激が目の前にあると、なかなか戻れないこともあります。

しかし、戻って来ないことをそのままにしてしまえば、犬は戻らなくてもいいと学習してしまうので、「招呼」はきちんと教えてあげたいですね。

そのための重要なポイントの一つが、日常的に名前を呼んで、やってきた犬にネガティブなことをしないことです。
例えば、爪切り、シャンプー、歯磨きなど、犬があまり好きでないことをするために犬の名前を呼ばないことです。
名前を呼ばれていつも嫌なことをされていれば、当然足が向きづらくなります。
いつも口やかましい上司に名前を呼ばれると、行きたくないと思う気持ちと一緒ですね。

では、そうならないためにはどうするか。
単純に、「オイデ」を使わないこと。

「オイデ」と言うときは、いいことがある(楽しいことが起こる)ときだけの練習から始め、「オイデ」と聞けば何も考えなくても反射的に飼い主に走って行かれるぐらいになってから、大人の話をするようにすると、「オイデ」に対する信頼度を損なうことはないでしょう。

我が家では、苦手だったハーネスを付けるときは、「ハーネス付けるよ~」。トリミングの時は「爪きろうか。」と言った具合に、きちんとこれから起こることを伝えています。

もちろん、基本的に「嫌なこと」にしないのが一番なので、ハーネスを付けるときも、最初はトリーツをあげながら、爪を切るときもトリーツをあげながらと、楽しいこととセットにしています。

さて、今日はパピーさんのレッスンがありましたが、諸事情で急遽オンライン。

そろそろ散歩に出る準備も始まるので、首輪やハーネス、リードを用意していただくことにしました。
もちろん、家の中での装着練習は欠かせませんので、その際のやり方をオンラインで説明させていただきました。

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ネガティブなイメージをもたないように、トリーツをあげながら首にかける練習では、かまって欲しくてレッスン中に邪魔しに来ていた見習い2号にやってもらいました。

どんなことにも「初めて」があるものですが、いい印象付けには愛犬の好きなものを使うことが成功の秘訣ですね。
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