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2022年11月24日 (木)

ドッグトレーニング:なぜ待てないのか。

訓練競技やオビディエンス競技、ドッグダンスやアジリティであっても、「動かないで待つ」ということはとても重要な課題です。

「休止」においては、「フセ」や「オスワリ」で何分間かハンドラーが視界に入っていなくても待っていなくてはならず、アジリティでは、スタートラインでハンドラーが離れて行っても、キューが出るまで走り出してはいけない。
ドッグダンスにおいても、ハンドラーと犬が離れている状態での遠隔作業では、ハンドラーの次のキューが出るまでじっとしていて欲しいものです。

どんな場合であっても、ハンドラーがそばのいれば待っていられても、ハンドラーと離れている場合は待ちづらくなります。
なぜなら、ハンドラーの元に戻りたいからです。
そして、その気持ちが講じると、ハンドラーのちょっとした動きにつられ、じっとしていられなくなるのはよくある話です。
特にハンドラーの手にオヤツなどが握られているのを知っていると、犬のハンドラーに向かう気持ちは加速します。

では、どうやって犬にじっとしていることを教えるのか。

当然離れた場所での練習はハードルが高すぎるので、初めはすぐ傍でじっとしていることを褒めていきます。
褒めるときに、マーカーとしてクリッカーを鳴らすことが出来ますが、犬によっては、クリッカーが鳴ると解除されたと勘違いして動いてしまうことがあります。
そんなときは、動かないタイミングでクリッカーを鳴らしながら、トリーツを一つずつ瞬時に与えていきます。
一つ食べても次のトリーツが出るとわかると、犬はそれを待つようになり、少しずつじっとしている時間が増えていくので、その後距離を伸ばしていきます。
もちろんその時のトリーツは待っている場所でもらうことが重要なポイントです。

さて、離れた場所に自分から行って「立って待つ」ことを学び始めた見習い2号。
家の中でやったことを、外でもやってみることにしました。

202211241

途中で厚みのあったターゲットを少し薄くしてみました。

202211242

それでもちゃんとターゲットを認識して、前肢をターゲットに乗せています。

この時のご褒美は、立っている2号の元に走って持って行きます。
場合によっては2号の方に投げます。

少しずつ距離を伸ばしてみたところ、途中でわからなくなったので、また短い距離からやり直し。

無理せず、少しずつですね。

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