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2022年11月10日 (木)

犬は行動をちゃんと理解しても、どこでもできるわけではありません。

様々なドッグスポーツでは犬にいろいろな行動を教えていきます。
ハードルを跳ぶことだったり、ハンドラーと一緒にステップを踏むことだったり、あるいは遠隔作業だったりと、様々な行動を細かく手順を追って犬に伝えながら完成形を目指し、犬も最終的にその行動を理解し、ハンドラーのキューを聴いて動けるようになります。

蛇足ですが、ここでハンドラーは犬に「やれ!」と命令しているのではなく、犬が理解した行動と関連付けたサイン(キュー)を出すだけです。

いずれにしても、犬はちゃんと理解したことはきちんとやってくれる「はず」ですが、実際に本番ではうまく行かないことが沢山あります。

なぜダメだったのか。

終わった後にハンドラーは原因を解明し、次回に向けて改善点を見つけていこうとします。
当然の流れですね。

ただ、場合によっては、犬は行動を理解していたし、出来る状態だったのにミスをしてしまうということもあります。

そんなときの原因は周囲の環境だったりします。
いつもと違う場所、知らない人たちの視線、他犬の騒がしさなどなど、犬のメンタルに影響を与える要因はいろいろなところにあるものです。

そういった状況を踏まえ、日常的にいろいろな場所での練習や、様々な状況を想定した練習がさらに必要になってくるわけです。
つまり犬の経験値をあげて、自信を持たせるということですね。

「〇〇限定」ではなく、「どこでも出来る」ようにしてあげるのがハンドラーのサポート。


さて、今日は見習い2号が障害飛越を含むダンベル持来の初練習でした。

当然のことですが、初めはあまりディストラクションの無いところでやろうとしていたら、気づけばお隣で楽しそうに遊ぶ犬の姿が目に入ってきました。
そこで、通常ハンドラーは直立不動でなければいけませんが、2号の意識が私のところに来るように、一緒に動いて成功させることにしました。

202211101

まだまだ楽しいことに引きずられる2号。
一緒にやってもらうには、トレーニング自体を楽しくする工夫が必要ですね。

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