トレーニングはコミュニケーションのひとつ
パピーレッスンにお伺いするときは、まずおうちのルールを教えてあげる方法をお伝えします。
それは、トイレの場所であったり、ハウスが居心地いい場所だと教えてあげることだったりと、とりあえず、子犬が新しいおうちで戸惑わないためのサポートのお手伝いをします。
その後、子犬が散歩に出られるようになったら、抱っこ散歩で頑張って頂いた社会化を継続していく方法をお伝えしていきます。
つまり、この時点では子犬にお手やお代わりを教えるより伝えなければいけないことが沢山あるわけです。
もちろん、跳びつくよりも座った方がいいということは早くから教えていきますが、きちんと伏せることなどはまだまだ先の話しと言ってもいいでしょう。
しかし、実際ある程度子犬がお家のルールを理解して、大きな問題が起きなくなると、次のステップの必要性をあまり感じないのか、そこでトレーニングを止めてしまわれる方がいらっしゃいます。
特に訓練競技会に出るわけでもないからという理由からです。
トレーニングは競技会に出るためにやるものだけではありません。
日常生活の危険回避や、諸々のコミュニケーションの土台として、トレーニングのプロセスが非常に重要になってくるわけです。
例えば、「オスワリ」と言われたら、何回も言われなくても座れるようにきちんと言葉の意味を伝えることや、「オイデ」と呼ばれたら、遊んでいても戻ってくるんだよと犬に理解してもらうことは、ある意味きちんとコミュニケーションが取れていなければできないことです。
ここでポンととなるのは、犬に何かをやらせるのではなく、お願いしたことをすぐにやってもらえる関係性作りです。
競技会に出なければ覚える必要が無いことは沢山ありますが、競技会に出なくても覚えてもらった方が今後の長いお付き合いがスムースに行くことも沢山あるので、是非トレーニングは楽しく継続していただきたいものです。
もちろん、ある程度愛犬に伝えるコツをマスターしていただいたあとは、ご自身でやっていただくことがさらなるコミュニケーションアップに繋がります。
さて、小型犬と違って見習い2号はそれなりに体重があるので、好奇心のままに歩かれるとちょっと大変です。
林の中や原っぱなど、多少自由に歩いてもいいようなところでは長めのリードで自由度をあげたりしますが、街中の散歩では、通勤通学の人や、他の散歩犬もいて、そうそう2号の好きにはさせられません。
出来ればリードが緩んだ状態で傍を歩いて欲しいので、そういう歩き方も教えなくてはいけません。
特にネックになるのはよその犬。
関わりたくて仕方ない2号に、「気にしないで歩いて欲しい」と伝えつづけることは必須です。
最近では相手の犬の出方によって、少しスルー出来るようになってきましたが、油断すると挨拶しようと突撃するのでまだまだ気は抜けません。
今日は人気の少ない場所で歩き方練習を入れながらの散歩。
道幅が狭かったり、相手をやり過ごした方がいい時は、道端で座らせたりフセをさせます。
キューが出されると、とりあえずその行動を維持しようとしてくれるので、多少視界に犬が入っても落ち着くことも出来るようになってきた2号です。
特に勢い余って飛び出していく犬には「スワレ」や「フセ」は必須のトレーニングですね。
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