ポイントはわかりやすく伝えること。
犬に行動を教えたのに、いつまで経ってもちゃんとやってくれないと嘆く人は少なくありません。
理由は何か。
「ちゃんと」と言うのが曲者ですが、よくある勘違いが原因だったりします。
つまり、「ちゃんと」教えたと思っているが、実は「ちゃんと」教えていない。
この場合、「ちゃんと」は「完璧に」と言う意味です。
当然犬は生き物ですから、「完璧に」教えたとしても、時に間違えることはありますが、そういったミス以外で、「ちゃんと」やってくれない場合は、やはり「ちゃんと」教えていないことに起因しているものです。
①行動を正確に伝えているか。
②行動とキュー(合図の言葉)が関連づけられているか。
③どんな場所でも出来るように練習したか(般化)。
④いつもキューを言ったら必ずやるように伝えてあるか(一貫性)。
最低でも上記の点が明確になっていることが重要です。
「そんな細かいことまでやっていない。」と言うのであれば、犬が言われたときに出来なくても仕方ないと諦めましょう。
さて、ドッグスポーツの場合は、そうそう諦めるわけにはいかないので、犬がちゃんと理解できるまで、あの手この手でサポートしていきます。
いい加減に伝えてしまえば、競技本番でメンタル面でのストレスが多少でもかかってくると、正解を出しづらくなります。
このメンタル面のケアはスキルとは別にサポートしなくてはいけない部分です。
いずれにしても、きちんと伝えていないことを犬に要求することはできません。
犬に伝えるときは、犬の理解度を検証する必要がありますね。
脚側停座一つとっても、ハンドラーの横で曲がらずに座っていることを教えてあげないと、気づいたら曲がったり、出過ぎていたりなんてことになりかねません。
オビディエンス競技に参加するには不可欠の基本姿勢です。
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