噛みたい気持ちはどう切り替える?
今日は、もうすぐ生後4か月になるパピーさんのカウンセリングがありました。
お悩みの内容のメインは「噛みぐせ」だそうでした。
そこで、サークルの中に入って頂き、現状観察。
確かに足を狙って噛みに来ています。
恐らく痛いので、室内履きを履かれていますが、噛むパワーはますますエスカレートしていきそうです。
そこで、私もサークルに入れていただいたところ、最初はこの侵入者に対して、匂い嗅ぎに忙しくて噛むどころではありませんでしたが、床に座ってみると、足やら手やらにカプカプきます。
確かに歯が尖っていて痛いですね。
噛みたい気持ちにはいろいろな意味があります。
でも、その中に憎らしくて噛むという理由はありません。
お話を聞くと、興奮するとさらにヒートアップしてしまうとのことでしたので、基本は興奮させないように接するようにお願いしました。
体は小さくても、一応猟犬の血が流れているOさん。
避けようと動いたり、声を荒げればますます大興奮。
そこで、まず大好きなフードを手の中に握ってみると、フードが欲しくてカプカプが始まりました。
食欲があるのはいいこと。
カプカプされても握った手を開かずに待っていたら、一瞬噛まないときがあったので、すぐに手を開いて「お利口さん!」と言いながらフードを一粒。
その後も同様のことを何度も繰り返していたところ、ちょっと噛んでも自分から一歩下がって伏せて待つようになり、最後は噛まずに伏せて待つようになりました。
一生懸命考えた行動でしょう。
「すごいね~」と褒めてフードを何粒かあげます。
噛んでも欲しいものが手に入らないと理解したOさん。
もちろん、この行動がすぐ身につくわけではありません。
日々の繰り返しの中で、少しずつ学習していくはずです。
お勉強が終わった後は、大好きなロープで遊びます。
ロープ遊びのときも、ロープだけでなく、手や洋服も噛むそうなので、噛み始めたら動きを止めて、ロープだけを動かすようにしていたら、手を狙う頻度が減ってきました。
少しずつ学んでいって欲しいですね。
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