JKCの競技会に参加してきました。
今日はJKCの訓練競技会に参加してきました。
参加犬は見習い1号。
2週間前の参加につづき、今季2度目のFCIオビディエンスクラスIIIです。
FCIオビディエンス競技の得点は満点で320点。
各クラス10課目のエクセサイズがあり、個々の課目のポイントは満点が10ですが、ミスする度に0.5ポイントづつ引かれ、5.0ポイントが最低得点ポイントで、5.0ポイント以上引かれる場合、得点はゼロになります。
10点満点の課題が10個ですから、単純計算をすれば、10x10で、100点満点がパーフェクトになりますが、実は各課題ごとに係数が決まっていて、10ポイントに2倍の係数、3倍の係数、4倍の係数があるため、全ての課目が満点の場合320ポイントになる仕組みです。
また、各課題、ひとつミスれば0.5ポイント引かれるわけではなく、課題自体が適切に行われなかった場合は、一気にゼロになります。
例えば、課題8の内容は、犬をハンドラーの元から20~22メートル離れたコーン(群)に向かって送り出し、コーンを周ったところから2メートル超えたところで、その日に決められた姿勢(停座・立止・伏臥からひとつ)で犬を止め、その後犬の前方に配置された左右2個のダンベルのうち、直前に引いたくじの結果、どちらかのダンベルを咥えたまま、その6メートル先に配置されたハードルを跳んでハンドラーの元に戻り、ダンベルをハンドラーに手渡すというもの。
この時、犬にキューを二回言ってしまったり、犬が決められた姿勢以外の姿勢を取ったりといったような軽微なミスに関しては減点で対処されるが、コーンを周らなかったり、ダンベルを咥えなかったり、あるいはハードルを跳ばなかったといような、明確な作業ミスに関してはゼロとなってしまうわけです。
さて、今日の見習い1号、いろいろ変なことをしましたが、一番残念だったのが、毎回ほぼミスのない課題8で、前回のような勝手な予測の停止もなく、指示の姿勢も完璧で、ダンベルもミスなく咥えたにも関わらず、咥えた時点で本犬の作業は終ったような満足感満載の顔で、「ジャンプ」のキューも耳に届かず、真っすぐ戻ってきたことでした。
作業としては失敗ですが、ここで「違う」や「ジャンプでしょ!」「ダメじゃない!」と言ったネガティブな言葉は使いません。
なぜなら残りの課題に前向きに臨んでもらうためです。
練習では何回もやりますが、失敗のあとに必ず成功体験をさせるようにして、何が正解なのかを理解させることが大事です。
しかし、本番ではミスがあったとしても、敢えて言わないようにします。
間違ってしまったものは仕方ありません。
そこでプレッシャーをかけても、犬にもハンドラーにもメリットはないからです。
もちろん、修正出来る場合は修正します。
例えば、前方に送り出すとき、指定エリアより外れてしまった場合は、指定エリアに戻るようキューを追加で出すことは、ペナルティにはなりますが認められています。
できるだけ成功させてあげられるようサポートしていきたいですね。
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