クレートはリラックスできる場所
先ほど放映していた動物番組の中で、タレント犬の映画出演に向けての涙ぐましいトレーニングの様子を見ることが出来ました。
犬に新しい行動を教えることについては沢山書いていますが、目標があって教えなければいけない場合は、最終的にはハンドラーのキューを聞いて、犬が進んで行動を取るようにならなければ、目標の場面でその行動が発揮できるかどうかはわかりません。
つまり、犬にとって辛いトレーニングであれば、犬は行動自体を嫌悪刺激と感じて避けようとするからです。
番組の中でも、担当トレーナーはその点を強く語っていて、小さいステップを少しずつ積み重ねて成功できるようにトレーニングしてきたと言っていました。
そして、もう一つ大事なことは、多くの練習を重ねて出来るようになったとしても、撮影本番の周囲の環境は、日常の練習場所とは全く異なるために、いつも通りに出来るとは限らないということ。
これはどんなドッグスポーツにも共通することですね。
練習場所は馴れたところであり、周囲の人の数なども限られていますが、競技会ともなれば周囲の状況は全く異なるため、犬が環境刺激に負けてしまえば、普段出来ていることも出来なくなる可能性があるということ。
犬たちの頑張りの成果がでるよう、ハンドラーのサポートは欠かせませんね。
さて、今日の練習会に参加したS君。
クレート待機中、ずっと母を後ろから見ていて、休息をとることがありません。
もちろん、途中で「出たいな~。」というアピールも入るので、静かに待っていることをいつも伝えています。
そんなS君、今日はママがクレートを忘れてしまったので、普段車に乗せるときのクレートを持っていらっしゃいました。
すると、前半はいつも通りママを見張っていましたが、後半なんと中で寝ているではありませんか。
少しずつ、こんなことが増えていくと、オンとオフが出来て、練習の成果もあがりそうですね。
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