ディストラクションの質は重要です。
子犬の社会化の中においては、ある程度子犬に抵抗力を与えるための負荷(ストレス)は不可欠です。
つまり、過保護になり過ぎては、子犬は自力で解決する能力を身に着けることが出来ないからです。
こういった負荷のひとつにディストラクションがあります。
ディストラクションとは気持ちを散らすもの。
社会にはいろいろ子犬にとって好奇心をそそる物がたくさんありますが、同時に怖いと思うものもあります。
そんな環境に少しずつ晒してあげることで、抵抗力が付いてきて、最終的には気にしなくてもいいと子犬が学習してくれればいいのです。
しかし、犬が耐えられないレベルのディストラクションは逆効果です。
例えば、犬が苦手な犬に、犬を気にしなくても大丈夫だよと伝えていく中で、いきなりドッグランに連れて行くのはNGです。
ヘビが苦手なインディー・ジョーンズがヘビの穴に落ちるようなもの。
最初は距離を取って、犬も1頭か2頭程度で。と子犬の状態に合わせた環境設定をするのですが、例え1頭であっても、怖がる犬に突撃してくるタイプの犬ではやはりうまくいきません。
犬を気にしない、落ち着いた犬で、怖がる犬が自分から恐る恐る近づいても知らん顔出来るぐらいのレベルの犬が必要です。
難しいですね。
さて、今日は見習い2号の朝練中に、見知った犬が立ちよってくれました。
そして、わざわざ傍でじっと見ていてくれました。
よくできたワンコさんです。
おかげで2号は私への集中を切らすことなく、トレーニングが続けられ、存在に気づいても、チラッと見るだけで突撃することはありませんでした。
ディストラクショントレーニングは愛犬の経験値をあげるためには不可欠ですが、そんな練習に付き合ってくれるレベルのワンコさんにお願いしないと、ネガティブな経験ができてしまうので注意が必要です。
そういうお友達がいないときは、ドッグランのフェンスの外などを利用すると、安全が確保できで安心ですね。
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