パピーのトイレトレーニング
トイレトレーニングと聞くと、「トイレシーツの上でトイレができるようになること。」と思われる方が多いようですが、ちょっと違います。
えっ?うそっ!
と思われた方にお伝えします。
トイレトレーニングは、犬に排泄していい場所を教えることです。
どこが違う?
トイレシーツの上だけがトイレスペースではないので、トイレのキュー(言葉のサイン)を聞いて、犬が排泄できるようにすることがトイレトレーニングです。
例えば、屋内の施設に愛犬を連れて入ろうとしたとき、トイレのキューを理解していなければ、施設に入る前に排泄を済ませてもらおうとしても、なかなかやってくれず、挙句の果て、施設内で急にしゃがんでしまうということになりかねません。
「犬なんだからトイレぐらい、好きな場所でさせてやればいい。」
特に屋内に連れて入ったり、ドッグスポーツ(競技)をやらなければ、別に構わないかもしれません。
しかし、お友達の家に連れて行ったとき、どこでもしゃがまれては困りますよね。
もちろん子犬の場合は、なかなか馴れない場所でトイレができないこともあるので、我慢が出来ずに粗相してしまうことはよくあることですから、ある程度覚悟しておく必要がありますが、大人になった犬が、どこでも好きな場所で排泄してしまうのは量も多いので大変です。
交差点を渡っている途中でしゃがまれたり、よそ様の玄関前だったりというのは、危険だったり、よそ様に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
トイレのキューを伝えるには時間がかかりますが、犬の行動を予測しながら、声をかけて排泄を促すことで、少しずつトイレのキューを理解してもらうことが出来ます。
あきらめないで、教えてあげましょう。
さて、見習い2号はまだ家の中にトイレシーツを置いています。
今月1歳になりますが、朝夕の散歩だけではまだ足りないからです。
それでも、外に出たときは、見習い1号に合わせてトイレのキューを出しています。
他のことに気を取られて初めはその気になっていなくても、ちょっと待っているとしゃがんでくれるので、沢山褒めます。
トイレのキューの意味が伝わるまで、トイレトレーニングは終わりませんね。
蛇足ですが、「トイレのウンを踏んでしまって困る」というお話を聞きます。
犬も個体差があって、排せつ物を避ける犬と気にしない犬がいます。
新生児期に排せつ物をちゃんと片づけてもらっていないと、排せつ物が落ちていることを気にしなくなり、踏んだり、遊んだり、食べたりすることもあります。
防止するには、排泄後にすぐ処理してあげることが一番です。
留守中は出来ないのであれば、ある程度大人になって、排泄のタイミングが少なくなってくるのを待つしかありません。
我が家の見習い2号、ちょっと目を離すと「パクッ」とやっていましたが、トイレトレーニングをしながらしつこく片付けていたら、目を離しても食べなくなりました。
こういうことの予防にもなるので、トイレトレーニングはきちんとやってあげると、お互いストレスが少なくなるでしょう。
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