「ウチの犬は大丈夫♪」は通用しません。
愛犬に犬友達がいることは悪いことではありません。
仲のいい犬がいるということは、愛犬にとっても楽しい時間を過ごすことができるし、いい刺激にもなるからです。
しかし、仲のいい友達がいることと、道端で遭遇した知らない犬全てと仲良くなろうとすることは別です。
都会の道端はあまりスペースが無いので、挨拶したあと盛り上がるということはあまりありませんが、ちょっと広い公園に行けば、言わば犬の社交場のように、犬を見かけると、フレキシブルリードを最大限伸ばして傍に寄って行こうとする犬もいますし、飼い主さんを引きずりながら興奮して他犬の傍に行こうとする犬もいます。
行きたい犬は、出遭った犬と挨拶をしたくて行くわけですが、相手も同じとは限りません。
中には、犬が猛進してくる様子を見て、吠えたり、逃げようとする子もいます。
大抵そういう場合は、「ウチの子は大丈夫ですから。」とおっしゃいますが、相手の犬が大丈夫どうか聞いてくれる人は少ないです。
さて、見習い2号は本来人も犬も大好きなので、誰か見ると挨拶しようと寄って行きます。
いつも下手に出ながら、ぐいぐいと近寄って行き、挨拶が済めば落ち着くことができます。
子犬の頃は、「かわいいですね。」で済みますが、すでに成犬並みのサイズになっている生後10か月は、腰の低い態度とは言え、黒い顔で突撃されれば嫌がる犬もいます。
いわゆる「ウチの子は大丈夫!」の類ですが、相手のことを考えると、突撃しないことを教えなくてはいけません。
しかし、これがなかなか難しい。
尻尾を振りながら挨拶をしようとしている犬に「ダメ!」と言えば、他犬を見るたびに叱られることが常態化し、他犬自体が嫌悪刺激となります。
他犬との距離が取れているとき、落ち着いていられれば褒め、興奮しそうになる前に、伏せてじっとしているように環境設定をし、出来たらそこでも褒める。
そんなことの繰り返し練習が欠かせません。
2号は将来的にドッグスポーツを一緒に楽しみたいので、競技会場で他犬を見るたびに大興奮をされては競技に集中できません。
犬がいる景色が特別ではないと教えていくには時間がかかりますが、諦めたらそこで終わってしまうので、日々の繰り返しは欠かせません。
大人な対応ができるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
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