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2022年9月 2日 (金)

ディストラクションを侮るなかれ

プライベートレッスンにお伺いした時のカウンセリングシートでは、一般的なトレーニングのレベルをお聞きしています。
つまり、「オスワリ」「フセ」「オイデ」などが出来るかどうかと言う質問で、〇△×でお答えいただくものですが、成犬の場合たいてい「オスワリ」には〇が付いています。
しかし、実際外でのレッスンやグループレッスンのときに、「オスワリ」と言うと、座ったり座らなかったりと様々です。

「オスワリ」が出来る。という状況は、家の中だけでなく、散歩の途中の道端や、ドッグランのように刺激がある場所でも、「オスワリ」と言われたときにすぐに腰が下ろせるということです。

「今忙しいから後で」と言われてしまうレベルの場合は、「出来る」レベルではありません。

どんな状況でも、出来るようになるには、様々な状況を想定した練習が欠かせません。

おうちの中で出来るだけで満足してしまわないで、いろいろな場所で「出来る」を増やしてあげると、犬にとっても自信に繋がります。


さて、今日の練習会。
見習い2号は普段家や近所での練習では、1号が練習していても、とりあえず静かに待っていることが出来るようになりました。
わが家に来た当初は、アシスタントや見習いが動く度に大騒ぎをしていましたが、交替制を教え、先住犬たちが遊んでいても、静かに待つように伝え続け、ようやく行動に移せるようになったレベルです。

ところが、練習会などでは、他の犬が動くと反応するだけでなく、1号と私が練習を始めると自分もやる!と大騒ぎをします。
つまり他犬がディストラクションになって興奮をあおられている状態です。

少しずつ改善の兆しは出ていますが、日によっては大興奮することもあります。

昨日、今日と二日続きで練習会が続いたのと、今日もあえてクレートのドアは閉めずに、静かに待機出来ていることを褒め続けていたら、なんと1号との練習時一言も騒ぎませんでした。
体調が悪いのかと心配になるほど。

202209021
※ドアは壊したわけではありません。はずしてあるだけです。

ドアを鼻で押せば倒して出られることは知っていますが、敢えてしていません。
静かにしていると隙間からオヤツが投げ入れられることも知っています。

家で出来ることを家以外の場所でも出来るようにするには、家の中以上に時間もかかりますが、伝え続けていかなければ学習は出来ません。

今日は久しぶりにちょっと静かな練習会になりました。
今日学習したこと、忘れないといいのですが。

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