練習は必ず成果を生む
今日はLさんのプライベートレッスンでした。
Lさんはパピーの頃から見させていただいていますが、多くのことを学んで可能性を拡げてくれています。
動くのが大好きなLさんですが、勝手に好きなように動くのではなく、きちんと行動のキューを理解して動けるようになることが学習の証になります。
Lさんは特に訓練競技などに出るわけではありませんが、いろいろなことを学ぶことで、競技並みの技も身に着けてくれました。
それは「持来(持ってこい)」と「ハードル飛越」を組み合わせた作業です。
飼い主さんのキューで、ハードルを跳び越え、ハードルの向こう側に置いてあるダンベルを咥えて、再びハードルを越えて戻ってくるというもの。
この作業はCD競技においては「持来を含む往復障害飛越」やFCIオビディエンスの「障害飛越を伴う持来」と言って、簡単に教えられることではありません。
「持来」一つとっても、取りに行く、咥える、持ち帰る、咥えたまま停座する、ハンドラーのキューで手渡す。という工程があります。
そこに、障害(ハードル)を跳び越え、帰りも跳び越えてくるという作業が加わるのですから、犬には冷静さと、跳び越える、咥える、というスキルが必要になるということです。
Lさんは、それぞれの動作を別に習得し、今日初めて合体させたのですが、Lさんは冷静に作業をこなしてくれました。
今まで学習したことをきちんと整理して作業を行ったということですね。
Lさんの一連の動きはこちら👇でもご覧になれます。
※初めての作業でしたので、最後の停座の前にハンドラーが手渡すようにキューを出したため今回は停座していません。
さて、今日見習2号と社会化していたときのこと、ドッグランの中で騒ぎが起きました。
何かを咥えた大型犬を飼い主さんが捕まえようと必死で追いかけていたのです。
咥えたものを出させるのは簡単ではありません。
犬側としては周囲が騒げば騒ぐほど死守しようとしてしまうので、なかなか捕まりません。
そんなときは、食べ物を周りに撒いて気持ちをそぐことで、咥えている物を離す可能性があります。
以前おうちの中でお嬢さんの靴下を咥えて走り回っていたパピーさんに、すでに教えた「ハウス」のキューを出したところ、パピーさんは咥えたものを落としてハウスに飛び込んで事なきをえたこともあります。
いずれにしても、オヤツを使ってみては?とアドバイスをしようとしたら、すでに喉を通過した後でした。
周りの人の話では、ウンチの入ったビニール袋だそうでした。
飲み込んで間もなければ、すぐに獣医さんに連れて行って吐かせれば大事には至らないことも伝えました。
こんなことにならないためにも、「出せ」や「ドロップ」「ちょうだい」を教えておくことは大事ですね。
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