ドッグトレーニング:遠隔作業は難しい
ドッグトレーニングにおける遠隔作業とは、犬がハンドラー(飼い主)から離れてハンドラーのキューを聴きながら作業を行うことを言います。
例えば、5メートルから10メートル離れた場所で姿勢変更をするとか、10メートル離れた場所から、次の目的地まで走るように言われるとか、あるいは、20メートルぐらい離れた場所から、ダンベルなどの物品を持ってくるなど、様々な遠隔作業があります。
いずれにしても、ハンドラー(飼い主)がすぐ傍にいない状況であっても、ハンドラーのキューを聴いて、正しい動きをしなければいけないわけです。
そこで、遠隔作業の実行をお願いする前に、当然ハンドラ―の傍でその行動が正確に出来ることを検証してから遠隔作業に移るわけですが、ネックになるのが「ハンドラーとの距離」です。
犬は当然ハンドラ―の元に戻りたいと感じているので、動く度に、少しずつハンドラーの方に近寄ろうとするので、精度を高めるのはとても難しいものです。
作業自体が簡単なものであったとしても、ハンドラーとの距離はとても大きなディストラクションになります。
さて、見習い2号、姿勢変更が大分わかってきました。
立止にはまだ不安があるものの、「停座」からの「伏臥」、そして「停座」に戻る変更の仕方は、かなり安定してきました。
しかも、「伏臥」からの「停座」は後ろ足基軸で行うため、前肢を持ち上げて、自分の体の方に引き寄せて座ります。
ほぼ毎回この変更の方法で停座に戻るので、特に気にしていませんでしたが、先日3メートルほど離れた場所でこのキューを出したところ、なんと、後ろ足を前足の方にぐっと引き寄せるという、いわゆる前足基軸で姿勢を変更をしました。
なるほど。
2号も私の方に近づこうと考えたようですね。
ということで、今日は基本の動きを再確認。
無意識に出来るくらい練習を重ねる必要がありますね。
夕方の練習では、少し出来るようになったようですが、ディストラクションがあるとまた変わってくるでしょう。
いろいろな環境での練習が欠かせませんね。
-------------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 訓練競技会に参加してきました。(2023.12.10)
- 犬種の特性と個体差(2023.12.08)
- ドッグトレーニング:キューの意味を明確にする(2023.12.07)
- アイコンタクトに頼らない練習(2023.12.06)
- ドッグトレーニング:景色が変わると出来ない話(2023.12.04)
コメント