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2022年8月10日 (水)

姿勢変更のメリット

競技会に出ない一般家庭犬であっても、「停座(オスワリ)」や「伏臥(フセ)」などの姿勢変更は普通に教えますが、その姿勢変更の方法をきちんと教えてあげると、犬にとってはとても良いエクセサイズになることはあまり知られていません。
エクセサイズとは、いわゆるインナーマッスルなどの強化と言う意味です。

ただし、姿勢変更する際、瞬時に体勢を変える方法ではなく、ずるずると足を動かしながら行うとあまりメリットはありません。
どこの筋肉を使っているかがポイントということです。

例えば、以前見習いたちの姿勢変更の際、どこを基軸にしているかによって、姿勢変更の方法が変わると書きました。
見習い2号の場合は、後肢(後ろ足)を基軸にしているので、停座から伏臥に移る際、お尻の位置を変えずに、前肢(前足)をぐっと前に突き出して伏せます。

202208101

 同様にその位置から停座に戻るときは、体の前部をぐっと後ろに戻して元の位置に戻ります。

202208102

体幹が無いとなかなか移動できません。

逆に年齢を重ねると、少しずつ筋力も衰えてくるので、こういった姿勢変更は負担になる場合があります。
そういうときは無理をする必要はありません。

若い犬の場合は、体が出来て来たら、少しずつ練習することで体幹アップに繋がります。

また、これらの動きは基本の姿勢がきちんと出来ていないと出来ません。
つまり、腰を崩して座る癖がある場合、崩した状態のままでは上手に姿勢変更できないということです。

単なる姿勢変更ですが、どんな風にやっているか、観察してみるのもおもしろいですよ。

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