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2022年8月29日 (月)

「ダメ!」と言う前に。

我が家には90代半ばの母がいます。
自力で歩いてはいますが、杖を使っているレベルです。
居間やダイニングなどの共有スペースに母がいることもあるので、犬たちとの接触はとても気を遣います。

70代の時、母は後ろから初代のボーダーコリーを触ろうとして、びっくりして振り返った犬に驚き転倒。
大腿骨を折りました。

犬が跳びついたわけではありません。
そもそも、犬たちは(当時ボーダーコリー3頭)日常的にあまり関わらない家人たちとはほとんど接触していないので、顔をあわせても過剰に反応することもなく、問題なく暮らせていたのですが、この事故があってからは、犬たちにも母の傍に行かないように気を付けるようにしています。

あれから20年、さらに足元が不安な母の傍に犬が行くのは危険なので、母がいる場所に犬が入るときは、犬に行って欲しい場所を早く伝えたり、動いて欲しくないときは「フセ」と言って母が移動し終わるまで待たせるようにしています。

しかし、犬のことをあまり知らない家人の中には、犬が近づきそうになると「ダメ!」と言う者もいて、犬は何がダメだかわからず、その場でウロウロ。
その度に、「2号は全然言うことを聞かない」と言われています。

私はいつも安全確認してから犬を移動させるようにはしていていますが、見習い2号に関しては、やはり家人に挨拶に行こうとするので、「ダメ!」ではなく、「オイデ」と言ったり、自室に早く上がるように、「アップ」と声をかけて、家人の傍に行きそうになったり、ダイニングテーブルの上に意識を向けようとするのを防いでいます。

2号も言葉が大分通じるようになってきたので、きちんとわかるサインを出してあげれば、大きなディストラクションが無い限り、大分行動が安定してきています。

いずれにしても、犬に出すサインはわかりやすいことが重要。

「行かないで!」
「食べないで!」
「跳びつかないで!」
のように、〇〇しないで!とお願いするより、やって欲しいことを伝えた方が早いので、人間もわかりやすく伝える努力が必要ですね。

公園に行くと、他犬がとても気になる見習い2号。
「行かないで!」というより、「セトル(じっとしていて)」という方がわかりやすいようです。

202208291

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