パピーレッスン:好ましい行動を繰り返し褒めて、好ましくない行動を出づらくする。
子犬の行動の中で、やって欲しくないことは沢山あります。
跳びつき、甘噛み、破壊活動、人間の足をかじる、トイレの失敗、リードの引っ張り、食卓テーブルに前足をかける(その次はテーブルの上の物を食べてしまう可能性があるので)など、個体による差はあれど、好奇心旺盛な子犬たちはいろいろなことをやってくれます。
これらのことは、子犬にとっては自然の行動ですが、一緒に暮す人間にとっては、困ったことになってしまうこともあります。
※家庭によっては、全てOKにしていらっしゃるところもあるので、これは一般的なお話です。
その都度、「ダメ!ダメ!」と言っていると、子犬は何か行動を起こすたびに叱られることとなり、犬によってはすべての行動自体を起こさなくなったり、叱られる前に反撃を始めたりと、いずれにしても、子犬にとっても飼主にとっても学ぶところは何も無い状態になってしまいます。
では、どうすればいいのか?
子犬の好ましくない行動を好ましい行動に変えてあげる手助けをすればいいのです。
例えば、
跳びついても子犬にとっては何のメリットも無いが、跳びつかなかったらオヤツをあげる。
オスワリしたらもっと褒めてオヤツを与える。
興奮して甘噛みがひどくなったら、子犬のクールダウンも兼ねて、残念そうに遊びを中断する。
椅子の足を噛んでいたら、噛んでもいいおもちゃを代わりに与える。
などなど、やって欲しくない行動の代りになることを犬に提供することで、犬も満足し、飼い主もストレスが軽減するわけです。
もちろん、好ましい行動自体を自発的に取っていたら、ちゃんと褒めてあげることを忘れてはいけません。
そのためには、愛犬をちゃんと観察する必要があります。
さて、今日のパピーレッスンは生後5か月のL君。
おうちで、ハウスとレーニングやマットトレーニングも順調に進み、今日はお散歩のときのリードの使い方について、おうちの中で練習しました。
まだまだ素直なお年頃、とてもよく人の話に耳を傾けてくれます。
何をすればいいかもちゃんとわかっているので、落ち着いているときはちゃんと自発的に座ってくれます。
日々のお家での練習の成果ですね。
これから思春期に入ってくると、少しずつ犬も人も悩める時期に入ります。
一貫性を持って接して行きましょう。
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