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2022年7月 5日 (火)

遊びを効果的にするには。

先日犬との遊びについて書きました。

遊びは愛犬とのコミュニケーションの手段の一つでもあります。
しかし、犬と遊びたいと思っても、どうやって遊んだらいいのか、人間側も犬側も模索しているときがあります。
場合によっては遊び方を教えてあげなければいけないときもあります。

今日プライベートレッスンにお伺いしたIさんに、先日ノーズワークマットをお奨めしました。
嗅覚が優れた犬たちにとって、鼻を使うことは自然な行動であり、ある意味犬の脳を活性化させるとても良い活動なので、おうちで暇そうにしているときはノーズワークにいそしんでエンリッチメントを高めてもらうといいと思ったからです。

早速購入してくださったそうですが、Iさん最初はどうやって遊ぶのかわからず、噛んだり振り回したりしていたので、飼い主さんが少しヒントをあげたところ、楽しそうに没頭してくれるようになったそうです。

どんなゲームも遊び方がわからないとつまらないですよね。

キュゥキュゥ鳴るおもちゃも、ただ床に置かれていては好奇心は刺激されませんが、ちょっと鳴らしてあげると興味が湧くでしょう。

もちろん、あまり手をかけすぎてしまうと、犬の自主性が育たないので、ある程度の観察時間は必要ですが、どうしても動かなければ、ちょっとヒントを出してあげるのもひとつです。

人間が用意し、人間が考えた目的を強要するのはどうかと言われるかもしれませんが、床堀りや壁剥がし、洗濯物を拾ってきて噛むことを楽しいゲームにしてしまわないように、ある程度安全で、楽しく遊べるゲームを愛犬に提案してあげることも必要です。

出来れば、愛犬の一人遊び用のおもちゃと、人間と一緒に遊ぶおもちゃは別に用意し、一緒に遊ぶおもちゃは普段はしまっておくと、一緒に遊ぶことにワクワク感を持たせてあげることが出来ます。
いつでも好きな時にアクセスできるものは、飽きて興味が失せてしまうこともあります。


最後に、ポイントとなるのが遊びのタイミングです。
犬が遊びたそうにしているときがもちろん一番いいのでしょうが、犬が遊びたがっているときにいつでもお相手してあげられるとは限らないので、こちらのペースで始めることもあります。

相手が乗ってきたら、飽きないうちにやめるのがポイント。
特に子犬は集中力が持続しづらいので、疲れるまでやってしまうのは禁物です。

また、遊びを何かのご褒美にしてあげるのも、愛犬の作業意欲を高めてあげられるので、オヤツと同じように使ってもいいでしょう。

見習い2号は、トレーニングの合間に遊びの時間を入れています。

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2か月ぐらい前までは、おもちゃは一人で咥えて走り回ったり噛んだりするものと2号は思っていましたが、最近ようやく投げたおもちゃを咥えて戻り、一緒に引っ張りっこを楽しんでくれるようになってきたからです。

もちろん、オヤツもご褒美として使っていますが、動きのあるトレーニングでは、オヤツの代りにおもちゃを出したり、セッションが終わった時にもおもちゃを出します。
すると、その次のトレーニングの集中がとても良くなったりします。

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トレーニング自体をマンネリ化させないために、遊びも混ぜてあげるといいでしょう。

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