環境刺激を考えてみる。
犬が行動を起こすにあたっては、様々な外的刺激が要因となっています。
刺激というと、ついつい犬が良くない行動を起こす原因と思われがちですが、人間が犬に出すキューも刺激のひとつです。
例えば「オスワリ」と言われれば、「オスワリ」の意味を理解している犬はなんのためらいもなく座ることができます。
当然オスワリをすれば、その結果飼い主さんが褒めてくれることもわかっているからです。
他犬を見ると吠える犬の場合、他犬自体が刺激になって、他犬を目視する度に吠えるという行動が出ています。
原因は社会化不足からくる他犬への警戒心の時もありますし、逆に他犬と関わりたくて興奮して吠えてしまう場合もありますが、いずれにしても、刺激に少しずつ馴らして、吠えを減らしていくことが大事です。
吠えは興奮状態のひとつなので、多かれ少なかれ犬にストレスがかかっていることには変わりないからです。
また、飼い主さん自体の存在が刺激になって犬の行動が変わることもあります。
よくあるのが、犬のようちえんなど、飼い主さんのいない場面では何事も無くても、飼い主さんがいると出る行動がある場合です。
いい意味でも悪い意味でも、飼い主さんの存在が刺激になっていると言えます。
愛犬がいつもと違う行動を取ったときは、その引き金になった原因を考えてみるのも大事ですね。
原因がわかれば、問題行動として定着してしまう前に、その行動が出づらい環境設定をしながら、犬の行動を少しずつ変えていくことも可能です。
特に若い犬は日々成長し変化していくので、昨日まで大丈夫だったものが急にダメになったり、気が付いたら特定の行動が出なくなっていたということもあります。
さて、見習い2号は、相変らず他犬を見ると大興奮で挨拶に行きたい様子ですが、1ヵ月ちょっと前から出始めた警戒吠えはまだ収まっていません。
道端で遭遇した場合は吠えずに大興奮して突撃しようとしますが、距離のあるところで視界に入ると吠えるので、犬が視界に入る機会を増やして、日常にする練習を続けています。
日々変化する生後8ヵ月です。
画像は1ヵ月ほど前の吠えが出始めた頃
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