組み合わせた行動はパーツごとに練習
「オスワリ」や「フセ」のように、単独の行動の場合は、その行動のみを強化して教えていきますが、いくつかの行動が組み合わさっている行動の場合は、一連の流れを、最初から最後まで一度に教えることはできません。
例えば、ドッグダンスで使うようなトリックに、対面した犬をバックさせ、途中でハーフターンをさせたあと、バックでハンドラーの足の間に戻ってくるといった動きの場合、バックステップやハーフターンだけでなく、足の間に戻ってくることもきちんと教えてあげないと、犬はどこに戻ってくるのかわからず、迷走してしまいます。
今日のプライベートレッスンでは、Lさんがハンドラーの足の間にバックで戻る練習をやってくれました。
足の間のポジションを終着点として戻ってくるために、短い距離から練習します。
しかし、距離が伸びていくと、ハンドラーの足の間のポジションまで戻ってくるためには、ハンドラーの位置を確認しながら下がる行動も必要になってきます。
つまりやみくもに下がるのではなく、下がりながらもちゃんと後ろを確認するということですね。
少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
さて、見習い2号の今日の朝練は雨のために家の中。
ということで、「持来」の練習を行いました。
「持来」もいくつかの行動の組み合わせなので、パーツごとに練習していきます。
もともとおもちゃを投げても持ち逃げするタイプで、持って戻ることを自然にやってくれない2号。
おもちゃを使った遊びの中で持来することを教えると同時に、ダンベル持来をシェーピングから教え、家の中では(狭いので)持ち逃げすることなくハンドラーの近くまで持って来られるようになってきました。
受け渡しや脚側停座に付けるところまではまた別に教えて行かなければいけませんね。
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