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2022年6月 7日 (火)

同じ行動でも、環境が違えば出来ません。

愛犬に新しい行動を教えていくときは、通常ハンドラーの目の前で教えます。
つまり、「オスワリ」「マテ」「スピン」「ベッグ(チン)」などなど、多くの犬の行動は、ハンドラーが愛犬と向き合って、目の前で教えることが多いものです。

その後、ハンドラーの正面でしか出来なかった行動を、脚側位置で出来るようにしたり、あるいはハンドラーが背中を向けていても出来るようにしたり、ちょっと離れても出来るように練習し、競技会に出る場合は課題にあわせ、遠隔(10メートルから20メートル離れた場所)でも出来るように練習して、初めてその行動はどこでも出来るようになったと言えます。

このような工程を踏まなければ、当然急に遠隔で出来るようにはならないことは、練習したことのある方はご存知でしょう。
ちょっと離れただけでも、ハンドラーの傍まで戻って来てからやろうとする犬は少なくありません。

見習い1号は私の目の前でサイドステップで移動することが出来ますが、ちょっと離れるとサイドステップは斜めステップになり、少しずつ私の方に近づいてしまいます。
そこで、離れていても真横に動く練習をします。

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ある程度、真横にスライドする行動が身についてくれば、距離を伸ばしていくのはさほど難しくはないので、フロントポジションでのサイドステップを強化したあと、距離を伸ばす練習を重ねていきます。

果たしてどれくらい離れてもサイドステップを踏めるようになるでしょうか。
練習あるのみですね。

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